11月4日(土)、門真市立第三中学校 創立50周年記念式典が挙行され、参列いたしました。
第1部の音楽祭。
素晴らしいコーラス!!
感動しました。
全校合唱でアカペラの「校歌」にはじまり、中学生らしく瑞々しい「涙をこえて」。
そして、1年学年合唱はフレッシュな「そのままの君で」
2年学年合唱では心に染み入る「見上げてごらん夜の星を」
3年学年合唱は、最高学年らしく壮大でおおらかなる「大地讃頌」
記念式典のためにと練習されたのは、演舞・太鼓も加えたド迫力の「ソーラン節」
ラストは未来へ輝く命を歌い上げた、「ヒカリ」。
歌声の一体感、そして力強い指揮、伴奏。曲目の紹介として各曲の前に語られた、美しい日本語の文章。全部が、とても良かった。とても、感動しました。
これら全て、中学生の皆さんが、考え、練習し、全員でやり遂げたことです。
50周年記念誌には、こう記されています。
(昭和51年当時、風紀の乱れがあり、『誇りを持てる確かなものを』との思いから、幾度も討議を重ね『音楽祭』が始まった。)
「全学年で取組む『音楽祭』を行っているのは、門真市内の中学校では本校だけであり、第1回から連続して、昨年、第40回音楽祭が行われた。例年1学期にコーラスコンクールを行い、クラス合唱を披露する。2学期はさらに発展させ、学年合唱、全校合唱に取り組む。そして3学期には、1年間の集大成として卒業式に学年合唱に加え、3曲の全校合唱を披露する。」
「音楽祭誕生とその歴史を振り返り、そこに込められた想いと、確実に継承してきた伝統が三中の誇りであると実感している。学校に根付いた伝統を守ることで、新たに入学する生徒も自然にそれに溶け込み、責任と誇りをもって歌う姿は、見ている者を感動させる。『音楽祭』は単なる校内の音楽行事ではなく、学校、保護者、地域の方々が一つになって守り続けられている伝統行事となっている。『誇りを持てる確かなものを』という当初の願いは実現され、今後、受け継がれていくことを願っている。」
創立以来50年、約12000人の卒業生を送り出してきた三中、そして音楽祭は今年で41回目であり、生徒達のあふれるエネルギーを、先生方のご指導のもと、一体感のある合唱という形に昇華させて、保護者や地域の大人達を感動させてきた。これこそまさに、学校の「伝統」であり、「文化」であり、子どもたちにとって「母校の誇り」であるに違いありません。そして、これまでこの良き伝統を守ってきた先輩達に対して、自然と子ども達から「感謝の言葉」が出てくるわけです。
長い時間をかけて、守り育ててきたものが、着実に豊かな果実を実らせている。
そのことをしっかりと感じさせていただいた、50周年記念音楽祭でした。