共生社会推進委員会主催の研修会、「多文化共生実践講座と多文化交流会」が都島区民センターで開催されました。
介護福祉関連の学校に通っている留学生の方など、日本で暮らしている外国人の方々をゲストに迎え、大阪国際交流センター常務理事 梅元さまのご講義の後、交流会で意見交換しました。
大阪市で暮らす外国人の数は、2023年3月末現在、154,722人。これは人口2,741,587人の5.56%にあたります。20人に1人以上は、外国人の方、ということです。
門真市は、3月1日現在、人口117,650人中、外国人の方は3,523人で、ほぼ3%です。
外国人だからといって、みんな英語ができるわけではないので、やさしい日本語で話しかける方が良い場合も多くあるそうです。
やさしい日本語の基本ルールは、
○一文を短くする
○カタカナ・外来語はなるべく使わない ○時間や年月日は、外国人にも伝わる表現にする
○ あいまいな表現、二重否定の表現は避ける
○書くときは、すべての漢字にふりがなをつけ、ローマ字は使わない
○方言は使わず、 標準語で話す
とのことです。
大阪市市民局ダイバーシティー推進室 人権企画課発行の多文化交流お助けガイド『何でも聞いてや!』には、言葉や文化の違う外国人と日本人、お互いが理解を深めることができるよう、楽しみながら実践できる内容が記載されています。
交流会では、「文化や習慣の違いで、ダメなことや失礼なことを、そうとわからずに、外国人がしてしまった場合、黙って(我慢する、怒らない)人が多いけれども、間違いを指摘して教えてくれる方が、ありがたいです」という、ベトナムの女性のご意見がありました。ちょっとしたことでも、教われば同じ間違いをしなくて済むようになるので、と。納得のご意見です。
「まちでの声かけ」から、お互いの理解が深まり、地域でのつながりが生まれます。活力ある魅力的な町をつくっていくためには、人と人とのコミュニケーションこそが、基本中の基本として、大切だと思います。そして、みんなが楽しく暮らせる共生社会の実現に、近づけていきたいと思います。