2021年6月23日水曜日

本会議一般質問 地球温暖化対策について

 6月23日、門真市議会本会議にて一般質問を行いました。

質問内容は、

1 地球温暖化対策について  

 (1) 電力調達について  (2)市民への環境啓発について 

2 こども庁について 

  (1)門真市のこども行政について  (2)ヤングケアラーについて 

3 人と動物の共生する社会について 

  (1)愛護動物の法的な位置づけについて   (2)野良猫に関する苦情について 

  (3)市の対策について 

です。

地球温暖化対策については、喫緊の最重要課題であるとの認識のもと、機会をとらえて継続的に質疑しています。

◇電力調達について

コロナ禍からの、経済と社会の復興の過程において、「グリーン・リカバリー」の視点は、たいへん重要です。具体的な取り得る方策の一つが、電力調達について、再生可能エネルギー比率がより高いものを選ぶ、というものです。今回、これについて門真市の見解をお聞きしたところ、答弁は

「再生可能エネルギー比率の高い電気を供給するなど環境に配慮した小売電気事業者からの電力調達につきましては、大阪市、吹田市をはじめ各市の事例、制度等を参考にしながら調査研究してまいりたいと考えております。」でした。。

これに対しては、

「気候変動サミットにおいて、日本政府は温暖化ガスの排出量を2030年度までに2013年度比で46%削減すると表明しました。これまでの『削減目標』だった26%から大幅な目標の上積みとなりました。
国の躍動的な動きに合わせ、門真市においても、実効的な政策を上積みしていくべきだと考えます。」と述べさせていただきました!

◇市民への環境啓発について

コロナ禍の影響で、人が集まって行われるイベントは、ことごとく中止となり「かどま七夕キャンドルナイト」も、2年連続で中止となりました。

このイベントは、環境省が呼びかけるクールアースデイにあわせて始まった、環境啓発イベントであり、「市職員と市民、子ども達、各種団体などが協力して、エコキャンドルやオブジェを手作りしたり、演奏をしたり、映画を上映したりと、工夫を重ねながら年々盛り上げてきたイベントと認識」していると述べました。そのうえで、中止はやむを得ないとしても、代わりに何かできないのか?オンラインでできないのか?ステッカーやリーフレットを作成して、市民に配布したりできないのか?子ども達の環境学習についても、検討、改善を重ねてもっと充実できないのか?・・と、環境啓発についての市の考えをお聞きしました。

答弁としては

(七夕キャンドルナイトは中止になったが、)「例年2月に開催しております「かどまエコフェスティバル」を予定いたしており、今後開催に向けて市民団体、企業及び大学等と協働し、更に内容を充実させ、啓発効果を高めるべく取り組んでまいりたいと考えております。
「また、今後につきましては、オンラインシステムを活用した啓発イベントの実施など新しい手法の検討や、他市の環境啓発イベントについて情報収集を行うなどし、市民への啓発効果をより高められる施策について調査研究してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。」

でした。。

環境問題は、次世代、次々世代、お子さん達、お孫さん達、、の暮らしが、持続可能なものであるようにと、信念を持って発言しています。
あきらめずにこつこつと、がんばってまいります。















2021年6月15日火曜日

民生水道常任委員会

 6月14日、民生水道常任委員会に出席しました。

質疑の概要は以下の通りです。(要望は全文)

1.ワクチン接種事業について

まずはじめに、新型コロナウィルス感染症により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族の方々には心よりお悔やみ申し上げます。
また、闘病中の方々におかれましては、一日も早いご回復をお祈り申し上げます。

新型コロナウィルス感染症について、門真市においてもワクチン接種事業が始まりました。

4月14日に予約が開始されてから、コールセンターに、何度かけてもつながらない、というお声を、とても多くの市民の方からお聞きしました。

市内65歳以上の高齢者、約37,000人に接種券を送っているので、しばらくの間は、予約がたいへん取りづらいことをご説明し、また、自民党会派として、4月23日に、予約方法の見直しと拡充を含めたワクチン接種についての緊急要望書を市長あてに提出しました。

しかし、市民の方からの、お声は、予約日ごとに大きくなり、6月に入ってもなお続いていました。高齢者の方々とご家族が、心身ともに疲れ切っておられ、切実に訴えられるお声をお聞きすることは、たいへん心が痛むものでありました。

Q.コールセンターに予約が殺到してつながらず、「ワクチンノイローゼ」「ワクチンパニック」の事態となった要因は何か。

A.国から、接種券の送付時期が3月中旬と示されていたが、ワクチンの供給が遅れ、4月上旬に変更された。4月14日の予約開始当初も、1日70人程度の予約しか受け付けられず、ワクチンの配送量が明確でなかった。

予約方法は当初、WEB、コールセンター、LINE、音声ガイダンスの4種類にしていたが、報道によりLINEを一時休止し、音声ガイダンスは技術の課題から中止した。WEBが短時間で予約終了となり、コールセンターに集中した。

Q.集団接種会場として、門真市民プラザ、市立総合体育館、ラクタブドームなども考えられると思うが、南部市民センター、保健福祉センター、旧松心会館に決まった経緯は何か。また、今後どのように接種者数を増やすのか。

A.集団接種は、12月末までの期間を見込んでおり、長期にわたる会場の確保の必要から、市民活動等の影響などを考慮した。今後、集団接種人数を増やす検討、医療機関での個別接種等取り組む。

《要望》
ありがとうございます。新型コロナワクチン接種事業は、まさに今、全国で行われている一大事業であり、安全、確実に遂行するために、尋常でない緊張感と高い使命感を持って、取り組んでいただいている真っ最中と認識しています。ご協力をいただいている医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護師の皆さんをはじめ、関係者の皆さん、市の担当者チームの皆さんの連日連夜のご奮闘に対しては、深く感謝と敬意を表するものです。

しかし、これからまだ、高齢者以外の市民の皆さんにワクチン接種事業を拡大していくことになり、対象人数はさらに多くなります。自衛隊大阪大規模接種センターや、かかりつけ医、病院等での個別接種、職域接種など、接種会場の選択肢も拡がってきましたので、市民の皆さんに有効な情報発信につとめていただき、安全、確実、そしてより迅速な事業推進に、力を合わせて取り組んでいただきますよう要望します。

2.個人番号カード関連事務について

Q.日曜日にマイナンバーカードを受け取りに来たら2時間以上待ち時間があった市民の方がいる。現在の混雑状況は。

A.休日明けの開庁日、月2回の日曜開庁日は混雑が顕著に現れている。最大待ち時間は約3時間。

Q.3時間も待つのは負担だ。待ち時間解消の取り組みは。

A.端末の増設で処理時間を短縮した。HPで現在受付中の番号を表示し、外出先から呼び出しまでの目安を確認できる。待ち時間が長時間の場合、目安を伝えて一度外出していただき、戻ったら優先的に案内し、ロビーで待つ負担を軽減している。

以下略

《要望》

ありがとうございます。市のホームページで、現在受付中の番号が表示されており、呼び出しまでの目安も外出先から確認できるということで、これは利用者にとって便利な機能であると思います。

しかし、2時間、3時間の待ち時間があるという状況は、やはり望ましくないと思います。

今般の、急増するニーズに対し、事務体制を強化して有効な人員配置を行うことで、市民の利便性の向上にしっかりとつなげていただきますようよろしくお願いします。

3.新型コロナ緊急正規雇用・就労促進事業について

Q.昨年(令和2年)度実施事業との変更点は。

A.前回は、「会社都合にて解雇等された者」に限定していたが応募が少なかった。今回は、自己都合離職者も対象、期間も7月から12月の6か月間に増やした。

Q.制度の周知は。

A.HP、広報かどま、ツイッター、中小企業サポートセンターメルマガ、守口門真商工会議所、市内金融機関等様々な媒体で積極的に周知する。

《要望》
コロナによって、甚大な影響を受けている、多くの事業主の皆さんや、コロナ禍で離職し、再就職にチャレンジしている多くの方々にとって、このような制度による支援はたいへん有効だと思います。様々な媒体を通して積極的に周知するというご答弁でしたので、できるだけ多くの応募が受けられるよう、制度利用を促し、企業の支援につなげていただきますよう、要望いたします。




2021年6月4日金曜日

門真市コロナワクチンの予約について

 予約電話がつながりにくい状況が続き、ご不便をおかけしております。

門真市は、6月1日より、予約方法の一部を変更しました。予約日を、月2回とし、6月1日に、6月後半分、3,830人分の予約を受け付けました。

WEB予約はすぐに埋まりましたが、電話予約1,950人分については、初日の6月1日17時半の受付終了時点で埋まらず、翌6月2日に9時~17時半まで受付して、終了時点で905人分残っていました(内訳:南部市民センター 0 保健福祉センター 150 旧松心会館 755)。さらに、6月3日終了時点で旧松心会館 318人分が残り、本日6月4日お昼すぎに、予約受付終了しました。

以前(5月15日のブログ)書きましたが、門真市は、65歳以上の方 37,000人に接種券を発送しています。接種を希望される方を全体の8割と仮定すると、約30,000人になります。

4月14日~5月31日で、集団接種の予約完了者は、約6,670人でした。

そして、5月24日から、防衛省 自衛隊大阪大規模接種センター(中之島)の予約受付が始まり、5月中~下旬から門真市内で4つの病院(摂南総合病院、蒼生病院、萱島生野病院、正幸会病院)が個別接種の受付を開始されました。

自衛隊大規模接種センターでは1日5,000人の接種体制ですが、そのうち、門真市民の方が何人おられるのかはわかりません。京阪沿線という利便性から、ある程度、門真市民の方がおられることは間違いないと思います。

4病院と、大規模センターで、何名の方が予約できたのかは、公表されていないので全くわかりませんが、5月中にある程度の門真市民の方が予約されたには違いなく、その数を、仮に5,000人とすると、5月末までに予約できた方が11,670人、多めに考えて12,000人ぐらいの方が5月末までに予約完了、と仮定します。

6月1日の予約には、まだ予約が完了していない、18,000人ぐらいの方が予約されようとした可能性があり、おひとりの予約をとるためにお子さまなどご家族が協力されていることを加味しますと、電話は数万回、かけられていると考えられます。そして、予約枠は(日程をまとめたことで)3,830人と増えたものの、計算上、14,170人、すなわち1万人をかなり超える65歳以上市民の方が、まだ、予約をとれていない、と推測されます。

市民の方からお叱りのお声もたくさんいただいており、予約が取りづらい状況が、なおも続いていることを、たいへん心苦しく感じております。

門真市の、次回の予約日は6月15日で2,140人の人数枠です。それまでに、市内4病院での予約、大規模センターでの予約が、どれだけ進むのか、また、門真市が現在調整を進めている個人医院(かかりつけ医)での個別接種がどれだけ進むのか、これもまた正確にはわからないものの、計算上、7,000人、ぐらいとして、あと7,000人ぐらいの方が予約に向かわれるのか、そうすると、約3分の1の方が予約できて、3分の2の方は、まだ予約できない状況かもしれない、、、しかし、6月後半の大規模センターと、4病院と、かかりつけ医で、なんとか希望者全員が、予約できないだろうか、、、と私は考えています。(繰り返しますが、数値は途中から全て仮説です。最初の、希望者が8割としているのも、仮説にすぎません。)

仮説の数字でなぜ計算しているのかと申しますと、予約が取れない市民の方から、「一体いつになれば予約できるのか?」というお叱りをお聞きしており、私なりに、予測を試みた次第です。

今回の電話予約(6月1日~4日)で取れなかった、というお声もありました。4日間にわたり、(断続的だとしても)電話をかけ続けて結局取れなかった、、、ほんとうに心苦しく、まことに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし、次回の電話予約時も、上記の計算から、やはりまだ、取れなかった、という方がいらっしゃると推測しています。

市の集団接種以外の選択肢(自衛隊大規模接種センター、4病院)もご利用いただき、今後のかかりつけ医での個人接種の動きにもどうかご留意ください。そして特にWEB予約、LINE予約が可能な方は、随時情報収集していただき、多様な機会をご活用いただければと思います。

ワクチン接種事業は、医療ミスや事故が起きないように、細心の注意を払いながら、緊張感を保ちながら運営しています。最前線に立つのは保健師の資格を持つ女性職員の皆さんが中心であり、これからまだまだ、長丁場になります。

市民の皆さまのご協力なくしては、この事業を安全・安心・確実・迅速にすすめることはできません。

私もできる限り、有効な情報提供に努めてまいります。

どうか引き続き、感染予防へのご協力と、ワクチン接種事業へのご理解をお願い申し上げます。

(写真は自衛隊 大阪大規模接種センターが設置された大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)