2024年8月26日月曜日

大和田駅前社会実験の為の地元有志MTG


熱い議論!

3回にわたる「大和田駅前広場づくりワークショップ」を経て、いよいよ実証実験に向けて、メインプレイヤーと目される精鋭たちが集まり、『地元有志MTG』が開かれました。

以下は、会議録メモです。


【日常重視】

・“日常づかい”がキーワードの一つ。実証実験というイベントも重要だが、地域に住まう人々にとって、それ以外の日々の営みをないがしろにするわけにはいかない。2日間のイベントに注視しすぎて、日常の使い方を見失ってはいけない。

・日常を、“この広場でやってみる”という発想。例えば、ラジオ体操(※)を、この期間だけ、駅前広場でできないか?

(※)ラジオ体操は野里町南広場で行われています。


【南北交流】

・駅の南北、これまではあまり人の行き来が見られなかった。ハードか、ソフトか、必要性は?効果検証は?

・南北の行き来という観点では、古川橋ラブリーフェスタを参考にしたら良い。

・南北間では、中央改札前はポイントになる。

・南北を強制的に行き来させるような、目玉の仕掛けを組むのはどうか。


【チャレンジ】

・広場づかいのコンセプトとして、「組織づくり」「交流」「滞留」」「安全」の四つ。これに加えて、「チャレンジ(挑戦)」をトップに持ってきては。

・大和田を、“チャレンジャーを創出する場所”として発信したい。チャレンジショップなど、建設的なことを、次回の開催も見据えて、やっていく。

・ステージではトークライブもいいのでは。ワークショップや有志ミーティングの、ライブ感を共有してもらい、必死にやっていることを伝えたい。これもまたチャレンジだ。


【市民参加】

・モニュメントボードを今回使ってみる?街並みを紹介するとか、街の歴史を知ってもらうとか、ワークショップのように訪れた人々の意見を集約するとか、使い方はいろいろ。

・子どもや若者に魅力あるコンテンツ。参加型。

・今回の実証実験の「名称」を、先に決めずに、現場で募集してみてはどうか?

・道路の一部を歩行者天国にしてみたら、参加しやすいのでは?


駅前広場を、人と人との【ハブ】として、この町で暮らす人が、この広場で【挑戦】する。次世代の、希望あふれる未来のために、地元の皆さまが真剣に、熱く、議論する様を目の当たりにし、たいへん刺激を受けました。


第1回目の実証実験は11/15,16日。

どうぞ皆さま、大和田駅前広場にお越しくださいますよう、ご予定よろしくお願いします。

2024年8月17日土曜日

門真市中学生議会

 第11階門真市中学生議会が開かれ、市議会議長として出席いたしました。


この中学生議会は、門真市立の各中学校(ニ中、三中、五中、四中、七中、門真はすはな中)から選出された中学生議員が市議会の本会議場に集まり、中学生議長、副議長の進行のもと、それぞれの学校ごとに質問をして市長が答弁します。



事前学習によって、練りに練られた質問事項は多岐にわたり、その内容は、私達市議会議員が行う質問と同じような視点のものもあり、また、大人が気づきにくい中学生独自の視点のものもありました。中学生議員の皆さんは、しっかりと自分たちの質問や意見を述べ、そして中学生議長•副議長も、最後まで落ち着いて、見事な議事進行でした。


以下所感を述べます。


【二中】

子育て支援についての質問でした。私はちょうど、鹿児島の充実した子育て支援施設を会派で視察してきたばかりですので、門真の子育て支援施設も、まだまだ拡充の必要性があるのではと考えていたところであり、中学生目線のご意見に、共鳴を感じるところが多々ありました。

もう一つは門真市の魅力についてでした。ラクタブドームなど誇れる施設、伊丹空港からの好アクセス等の魅力がありつつ、門真市南部の交通インフラが不自由だという課題も指摘されていました。「課題を解消して魅力を発信すると、より良い門真になると思う」という素直な一言が、たいへん力強く感じました。


【三中】

「門真市の中高生に勉強に挑むための最高の環境を!」この質問はまさに、自習室の拡充を望む声であり、過去の中学生議会でも取り上げられたテーマで、私も他の議員も実際に市議会で質問、要望してまいりました。つまり、長年のテーマであるにもかかわらず、充分に学生のニーズを満たしていない、と言えます。

「最高の環境が整った自習室」の説明が画期的で、理に適っており、説得力がありました。学力向上のために、自学自習環境を整える、という意気込みがたいへん頼もしく感じました。

もう一つの、中学生が小学校の学童に、宿題を教えたり一緒に遊んだりできないかという提言、こちらもまたすばらしい発想で、地域貢献にもつながる良い提案であり、市の前向きな調整に期待します。


【五中】

門真れんこんの継承について、実際にれんこん掘りを体験することによって、達成感や喜びを感じ、継承につながるのではないかとの提言。七中校区では地域会議が体験実施していますが、門真の名産品でありながら、掘った経験がない中学生の皆さんが、興味を持ってくれていることをとても嬉しく思いました。

介護士の待遇問題については、実際の現場のお声を細やかに聞き取り、課題を分析して、介護職の給与面の見直しが必要と、具体策を提言されました。自分ごととして捉え、市から国へ要望するとの答弁も引き出せました。


【四中】

門真市の公園について、これも過去の中学生議会でも指摘されている、ボール遊びについて、そして健康遊具、年齢層に合った活動と、みんなにとってより良い公園を願っていることがよく伝わる質問でした。

続いて道路整備について、多くの場所で、歩道がデコボコしている、狭くて歩きにくい、信号が少ないという指摘。地域住民全体にとって、まずは安全が大事であるということを、しっかり述べてくれました。四中の議員の皆さんは一年生。よく頑張りましたね。


【七中】

学力向上について。「チャレンジテストの門真市の結果があまり振るわない」、確かにその通りです。


https://www.pref.osaka.lg.jp/o180080/shochugakko/challenge/r05challenge-kekka.html


解決策として、5教科の勉強に関するクイズ大会を6校対抗で! 斬新なアイデアです。盛り上がるでしょうね!

市も前向きな答弁でしたので、良い形で実現することを期待したいと思います。

そして、誰もが使いやすい道路について。七中周辺の道路も、歩道が狭かったり、横断歩道がなかったり、危険箇所が幾つかあります。中学生の視点での指摘は、通学路など、より早急に改善していかないとならないものです。課題箇所が多く、実際の対応は大変だと思いますが、貴重な声をしっかり受け止めていただきたいです。


【門真はすはな中】まちおこしについて、新たな公共施設の設置、空き家・空き店舗の利用、若者を対象としたイベントの3点を提言されました。特に、スケートボードができる場所、無人販売、流行を取り入れたマルシェ、など、若者ならではの、エネルギー溢れる提言でした。

市の答弁では、パークイノベーション計画や、門真市空家等対策計画など、現在取り組んでいることや、市内で行われるマルシェやイベント、社会実験などが紹介されました。市のHPで、これらについて調べ学習するのも、より理解が深まり面白いかもしれません。


中学生議員の皆さんは、よく事前学習され、のびのびと意見、質問を述べられました。若者世代の考えを、直接聞くことができて、私もあらためて学習させていただき、とても参考になりました。

今日の中学生議会を、確実に有意義なものとすることが、参加した大人達の使命だと私は考えます。


ありがとうございました。