2020年11月20日金曜日

普賢寺遺跡発掘調査現地説明会

 11月18日水曜日、旧一中跡地において行われている、普賢寺遺跡発掘調査についての

現地説明会が開催されました。

大阪府文化財センターの方に解説していただき、調査の一端を見学させていただくとともに、発掘された貴重な資料を拝見しました。

調査範囲については、先に小さな穴を開けて遺構の事前調査を行い、決められるそうです。

コロナ禍や長雨もありましたが、現在のところほぼ順調に進んでいます。

作業員の皆さんが、丁寧で地道な作業に根気強く携わっていただいたおかげで、埴輪や須恵器など古墳時代のものから、中世12~14、15世紀の土器や瓦なども多数出土しています。

文字が書かれた破片があったり、井戸が形を保って出てきたり、また、その井戸の中から、子どもの下駄(木製)が出てきたり、とびっくりする発見がいっぱいありました!

出土品からまちの過去の姿を推測し、想定していくことは、まさに歴史のロマン。そして、ゆるぎない事実は、この地に、人々が、たしかに暮らしていた、ということ。

遥か昔の古墳時代から、眠って起きて、食べたり飲んだり、唄ったり踊ったり、子育てして働いて介護していたんですね。

私たちも、より良いまちを育てて、次世代に引き継いでいきたいと思います。












2020年11月18日水曜日

TOMO~NIを見学しました

 京阪西三荘駅近くに、「京阪西三荘スクエア」が完成し、その中の新しい施設『TOMO~NI(トモーニ)』を、守口門真商工会議所女性会長、副会長と“ともに”見学しました。


オフィスビルの一角に、コワーキングスペースと会議室。特に、コワーキングスペースは、「自然の緑が10%以上視界に入る」設計になっているそうで、Technicsのスピーカーから聞こえるサウンドと相まって、都会の中にいながらワーケーション的な働き方ができるようになっています。守口市立図書館と連携した図書スペースも設置されています。

Fabスペースでは、3Dプリンターや、レーザーカッターが誰でも使える(有料)ようになっており、オリジナル作品も簡単に作成可能。材料は持ち込む必要があるので、事前にお問い合わせくださいね。

そして、カフェレストランBinario(ビナリオ)。イタリア人のオーナーシェフは、日本語堪能で、お料理が美味しいことはもちろん、ワインやシャンパンの知識が豊富でお話が楽しい❣️ 価格もリーズナブルに提供されています。テイクアウトもOK。

ビルを設計された当初は、コロナ禍は想定してなかったと思いますが、 広々とスペースをとってあり心地よく仕事、食事のできる環境は、これからの社会にもしっかり対応していると思います。
京阪電鉄と沿線企業の協働で、まちの住みごごちをランクアップする、先駆的な事業としてたいへん注目されます。長期にわたり、じわじわとまちの新たな文化の醸成が始まる予感です。



 

2020年11月14日土曜日

【門真市農業まつり】

JA北河内門真中央支店にて、毎年恒例の門真農業まつりが開催されました。
コロナ対策もしっかり施し、例年よりも模擬店等の規模を縮小して行われました。
品評会には、今年も選りすぐりの丹精込めた立派な作物が並んでいました。
門真レンコンとくわいの美味しさは皆さんよくご存知なので、買い求める方が多く、ソーシャルディスタンスに努めておられました。
秋空のもと、賑やかなイベントが、早く通常通り行える日が来ることを願います。

2020年10月17日土曜日

門真市シルバー人材センター設立40周年記念式典

本日はルミエールホール大ホールにて、
門真市シルバー人材センター40周年記念式典が行われました。

第1部では、シルバー人材センターを支えてくださった、市内企業各社に対して感謝状が贈られ、また、シルバー会員さんの中で功労者、永年会員、ボランティア活動、それぞれについて表彰状が贈られました。長きにわたるご功績に、感謝と敬意を表します。

誠におめでとうございます。

記念講演として、気象予報士・防災士の正木明氏(テレビ「おはよう朝日です」お天気キャスター)が『自然災害から高齢者の命を守る』をテーマにお話ししてくださいました。





正木氏は、天気予報の見方のポイントとして
①天気予報に出てくる情報が、何を伝えているのかを正しく理解する
②天気予報は、必ず新しいものを使う
③悪天のときは、気象情報は自分から取りに行く
の3つを解説してくださいました。

また、災害時の「自助」(自分の身は自分で守る)
「共助」(地域社会内での情報共有、防災訓練、家族間の防災意識向上)
そして、「警戒レベル3で高齢者は避難を!」と、重要なことをわかりやすく
お話しくださいました。

また、「人間は自然にかなわない」と、自然に対して謙虚な気持ちを持つことの大切さ、
環境破壊について考えることの重要性、と、示唆に富む良いお話をしてくださいました。
大切なことを凝縮したすばらしいご講演、誠にありがとうございました。

☆☆☆

午後からの第2部は、パナソニックLS吹奏楽団による素晴らしいアンサンブル演奏で始まりました。密を避け、距離を保って、少人数で工夫を凝らしたアレンジで、名曲の数々を聴かせていただきました。

続いて、門真市の郷土芸能、「ひんや節」が披露されました。
次世代へ継承していこうと、保存会の皆さまが、唄い、踊り継いでいるひんや節。
今回から若い新メンバーも加わってくださり、伝統文化の継承に心強いチーム編成となりました。ありがとうございます。


プログラムの最後は
「カドマダムッシュの集い」~人生100年時代 歌と踊りでつづるファッションショー~
昭和、平成の時代を歌とファッションで振り返る、壮大なビッグショーとなりました。
モデルさんはもちろん、シルバーの会員の皆さま!!
衣装はもんぺ、真知子巻き、スポーツ、子どもたち、花嫁と、超豪華に盛りだくさん!!
手作りの衣装もふんだんに、華やかに楽しく、ステージで歩き、舞い、ダンスする姿は
とても「高齢者」とは見えません!皆さん、少女、少年の笑顔です。
いつもご指導をいただいている、シルバー会員の皆さまの生き生きとした晴れ姿を拝見し、
胸が熱くなりました。


会場の外のホールロビーでは、会員さんが丹精込めて育てた門真れんこんと、関連商品の販売ブースが開かれ、こちらも大賑わいでした。


また、今日の来場者へのお土産として、レンコンの葉を摘み、ちぎり、煎じ、漬け込み、
乾燥して染め上げた、「蓮の葉染」のハンカチをいただきました。
門真市シルバー人材センターにしかできない逸品です。ありがとうございます。


今日の40周年式典は、コロナ禍の中、細心の注意を払って開催されました。
シルバーさんの力を結集して、ほんとうに素晴らしい式典だったと思います。
これからも、きらきらと、生き生きと、ますます笑顔あふれる日々をお過ごしいただきたいと思います。お健やかに、楽しく、末永くご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。





















2020年9月25日金曜日

門真市国土強靭化地域計画

門真市では今、門真市国土強靭化地域計画を策定しています。

これは「強くしなやかな国民生活の実現を図るための防災・減災等に資する国土強靭化基本法」に基づき、地域の強靭化を計画的に推進するために作成されるものです。

この計画は門真市地域防災計画など他の各計画の指針となるものであり、門真市第6次総合計画と整合が図られます。

いかなる自然災害が発生しようとも
①人命の保護が最大限図られる
②社会の重要な機能が致命的な障害を受けず維持される
③市民の財産及び公共施設に係る被害の最小化
④迅速な復旧復興
を基本目標としています。

この基本目標を達成し、安全・安心を確保するため、
①市民の主体的な参画
②効率的効果的な施策推進
③的確な維持管理
④広域連携の取り組み
を特に配慮すべき事項と定めます。

9月議会一般質問におきまして、「門真市国土強靭化地域計画の進捗状況について」確認をいたしました。「近日中に案を庁議に諮ったのち、パブリックコメントを実施し、12月には策定する予定」との答弁をいただいております。

2020年9月11日金曜日

市民文化会館利用料金の5割を補助する利用者支援補助金を含む補正予算議案

現在、門真市議会は第3回定例会を開いています。先日の民生水道常任委員会に付託された議案の中に、市民文化会館運営事業(新型コロナ対策)に係る歳出予算の追加を含む補正予算議案がありました。
これは、市民文化会館の大ホール、小ホールについて、新型コロナウィルス感染拡大防止のための入場制限等による利用者中、主催者の負担を軽減するため、利用料金の5割を補助する利用者支援補助金に係る歳出予算920万2千円を追加する議案です。

実は、6月の第二回定例会において私は、文化活動を継続するための支援について一般質問を行い、その中で「発表機会と収入が著しく減少したアーティストへの直接的な支援はもとより、今後の活動で人数制限を行った場合、より大きなスペースを確保することで増額する利用料の支援策も必要です」と述べておりました。

それについての市の答弁は、「人数制限に伴う施設利用料の減額につきましては、指定管理者の収入の減少に直結することとなり、文化•芸術活動の拠点としての社会的役割の継続性を確保していく上で、実施は困難であります」とのことでしたが、このたび新型コロナウィルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することにより、補正予算として議案が上程されました!

この議案が可決されればルミエール大ホール、小ホールについて利用料金の5割を補助する利用者支援補助金が実施される運びとなります。

これからも、文化・芸術活動の支援について、引き続きしっかり発言してまいります。

2020年9月8日火曜日

門真市子育て支援親善大使 川﨑美千江さん

本日は、総務建設常任委員会が開かれ、傍聴いたしました。
その後、午後から門真市子育て支援親善大使で、テレビ番組『おはよう朝日です』リポーターの川﨑美千江さんにお会いしました。
川﨑美千江さんは、今年50周年を迎えた門真納税協会の広報誌を彩るゲストとして、特別インタビューに応じられました。
子育て支援親善大使としての想い、テレビ番組リポーターの仕事について、特技の空手のお話など、気さくなお人柄そのままに、楽しく真摯にインタビューに答えておられました。
お二人のお子さんを育てながら、ご両親の健康を気づかい、早朝からのお仕事もこなされているミッチー。
毎日フル回転で走りながらも、子どもさんと一緒の空手の時間が"至福の時"。優しい素敵なお母さんです。
門真市で生まれ育ち、ふるさと門真のまちと、まちの人々との絆を大切に考えて、行動しておられるミッチーのお話は、心が温まります。
これからも、元気に楽しく、テレビでリポートしていただきながら、子育て支援親善大使としてもますますご活躍いただきたい川﨑美千江さんでした。
本日はありがとうございました。

2020年8月24日月曜日

映画「いただきます」上映会

ルミエールホールにて、映画「いただきます」を鑑賞し、関西医大医化学講座 中川学先生のご講演「食と発酵について」 を拝聴。

You are what you eat.

食べたものが私になる、なるほどその通りです。

玄米、糠漬け、味噌、野菜、、

醗酵食品の重要性、和食のすばらしさを、あらためて認識しました。

子ども達を、しっかり、これらの食事で育てることができたら。

映画の舞台となっていた、高取保育園では、実に理想的な食育環境を実践しておられます。


http://www.takatorihoikuen.jp/education


食べることは生きることそのもの。食事をする全ての皆様に、ぜひおすすめしたい映画でありました。

ありがとうございました。

2020年8月14日金曜日

門真国際映画祭2020

8月13日〜15日の3日間、門真市のピカイチ恒例イベント「門真国際映画祭2020 」が行われています。
今年は、場所をルミエールホールに移しての開催。一階小ホールに加え、研修室、和室も映画スクリーンに!
「映画で世界は繋がれる」のサブタイトル通り、世界中から集まった応募作品の中から、選りすぐりの入選作品を、門真市のルミエールホールで鑑賞できます。
そして、今年はWEB会場も、開設されているので、おうちでも映画祭が楽しめます。映画は大きなスクリーンで観たいけど、なかなかルミエールまで足を運べない方々もたくさんいらっしゃると思いますので、ぜひWEB会場で門真国際映画祭をお楽しみいただければと思います。
現地ならではのお楽しみは、ルミエールホールのTUMIKI COFFEE で、映画祭3日間限定メニュー!
美味しくて気分も上がることまちがいなしです。
キャンペーンモデルの美少女から、アメちゃんをもらって、スクリーンでまったりしてくださいね。コロナ対策も、しっかり入念にされています。

2020年7月16日木曜日

自民党女性局全国女性議員政策研究会

本日は、自民党女性局全国女性議員政策研究会が東京で開催され、リモート参加しました。
テーマと講師の先生方は
研修① 【憲法改正】山下貴司 衆議院議員
研修② 【コロナ下におけるテレワークやデジタル化について】平将明 衆議院議員
研修③【安全保障】河野太郎 衆議院議員
研修④【新型コロナウィルス感染症について】自見はなこ 参議院議員
研修⑤【子どもたちと生きる政治】野田聖子 衆議院議員
研修⑥【生命の安全教育】上川陽子 衆議院議員
でした。

たいへん、中身の濃い、とても勉強になる内容で、あらためてそれぞれの政策分野でエキスパートとして力を発揮されている先生方に敬意を深めるとともに、いただいた知見を、門真市においても活かしてまいりたいと思いました。

リモートで参加可能になったことで、全国から120名を超える女性地方議員が参加されており、有意義な一日でありました。

内容を復習しながら、しっかり活用してまいります

2020年7月9日木曜日

守口門真商工会議所女性会 zoom例会

本日は、商工会議所女性会の例会が、初のzoom参加も可能とされる設定で、感染防止に十分な配慮のもと開催されました。
内容は、経済産業省のコロナ関連施策について、守口門真商工会議所 商工振興部 中小企業相談所 吉川課長さまより説明していただきました。
施策は多岐にわたっていますので、それぞれの事業所、個人事業主に合ったものをスムーズに利用していただけるよう、商工会議所には相談窓口としてますます機能的に役割を果たしていただくよう期待するところです。
久しぶりに(画面で)お会いした女性会の皆さまに、元気と安心感をいただきました。
引き続き、頑張ってまいります。
#門真市
#守口門真商工会議所女性会
#経済産業省
#コロナ対策

2020年6月27日土曜日

中出悦子さん チェンバロリサイタル

ルミエールホールにて開催された、中出悦子さんのチェンバロリサイタル「バロックの華」を鑑賞しました。


中出悦子さんは、スイス、ドイツに留学され、国内はもとより、欧州各国で大活躍されている、とても素敵なチェンバリスト❣️

演奏活動だけでなく、門真市音楽協会理事(音楽監督)、門真市文化芸術推進審議会委員として、音楽を通して文化芸術の推進にも幅広く尽力してくださっています。


本日は、コロナ禍により中断を余儀なくされていた、文化芸術のステージとして、久しぶりの開演❣️チェンバロの響きは、空の晴れ間からまぶしい光が降り注ぐような、あるいは新緑の林の中を風が吹き抜けるような、清々しく、爽やかで、そしてなお、せつない郷愁を帯びた、なんとも言えない美しい響きでした。


演奏された曲目は、ヨーロッパの貴族が宮殿で演奏し、愉しんでいた時代のものだそうです。リニューアルオープンしたばかりのきれいなルミエールホールに、リサイタルの間だけ、ヴェルサイユ宮殿の音楽サロンが現れた、そんなひと時でした。


クラシック音楽に詳しくなくても、中出さんが曲目の解説をわかりやすくお話してくださるので、時代背景も想像しながら、とても楽しく、穏やかな気持ちで聴かせていただき、コロナ禍のさまざまな想いが相まって、感動的なリサイタルでした。


書道や絵画は、作品として残るものがありますが、音楽・演奏は、一期一会、だから、今日の演奏が、二度とない大切なものなのですとおっしゃっていました。


文化芸術活動は、人が人らしく生きるための糧となるものであり、今後とも継続、発展していけるよう、しっかりと支援するべきだと今月の議会で発言いたしました。引き続き頑張ります。


中出悦子さんホームページ

バロックの風 チェンバロの音色

http://etsukocembalo.com/







2020年6月26日金曜日

コロナ禍における文化・芸術活動の支援策について

6月議会一般質問より抜粋

《質問》

コロナ禍における文化・芸術活動の支援策について、お伺いします。

コロナウィルス感染症は、人類のあらゆる活動という活動を、突として、中断させました。文化・芸術活動についても、国内初の感染者が発表されてから、わずか1か月ほど後の2月半ばより、多くのイベントや展示会などが延期や中止の措置を取り始め、2月20日に厚生労働省が「イベントの開催に関する国民の皆さまへのメッセージ」を発表したのちは、大規模イベントのみならず、ありとあらゆる文化・芸術活動が中止せざるを得ない状況となりました。


平成29年6月に改正された、文化芸術基本法においては、基本理念を定めた第2条において、文化芸術に関する施策の推進に当たっては、文化芸術を創造し、享受することが人々の生まれながらの権利であることに鑑み、国民がその年齢、障害の有無、経済的な状況または居住する地域にかかわらず等しく、文化芸術を鑑賞し、これに参加し、又はこれを創造することができるような環境の整備が図られなければならない、と記されています。また、同法の規定に基づき作成された文化芸術推進基本計画においては、文化芸術が有する本質的価値として、文化芸術は、豊かな人間性を涵養し、想像力と感性を育む等、人間が人間らしく生きるための糧となるものであること、とまで表されています。


これらの条文ににじみ出ているのは、文化芸術が、人々の暮らしの中に、なくてはならない必要不可欠な存在であるという強烈な思いであり、その営みを絶やすようなことは、決してあってはならないというメッセージだと理解しています。


コロナ禍においては、ドイツ連邦政府の文化大臣が、アーテイストは必要不可欠であるだけでなく、生命維持に必要なのだと、いち早く表明した1兆円を超える文化支援が話題となりました。日本においても、感染拡大により、わずかな期間に危機的状況に追い込まれた文化芸術活動について、行政はありとあらゆる手だてを用いて、その再開、存続、発展を全力で支援していかなければなりません。発表機会と収入が著しく減少したアーティストへの直接的な支援はもとより、今後の活動で人数制限を行った場合、より大きなスペースを確保することで増額する利用料への支援策も必要です。今回のコロナショックで、アーティストの生活と精神は、相当大きなダメージを受けておられると思いますし、市民が参加する、鑑賞するチャンスも消失してしまいました。


人間らしく生きる糧たる文化芸術を、見放し、消滅させてしまうようでは、市民の生命を見殺しにしているのと同じことです。


コロナ禍において、壊滅的な痛手を受け、今なお回復の兆しが見えず、これからの活動を手探りで模索している文化・芸術活動について、市は、どのような支援策を行い、これから行おうとしているのか、お聞かせください。

 

 《答弁》


池田議員の御質問につきまして私より御答弁申し上げます。

 

まず、コロナ禍における文化芸術活動の支援策についてであります。

 

門真市民文化会館ルミエールホールをはじめとする文化施設では、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策として、市からの休館要請を受けたことに伴い、開催予定であったイベント等は中止せざるを得ない状況となりました。

 

このような中、文化芸術活動への支援やイベント主催者等への経済的負担を軽減する観点から、指定管理者と協議を行った結果、通常必要となるキャンセル料を徴収せず、今年度内に限り予約した利用日の変更を可能とすることや、既に支払済みの施設利用料について全額返還することといたしました。

 

また、開館後における人数制限に伴う施設利用料の減額につきましては、指定管理者の収入の減少に直結することとなり、文化・芸術活動の拠点としての社会的役割の継続性を確保していく上で、実施は困難であります。

 

今後におきましては、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインなどを踏まえた運用を指定管理者とともに講じることにより、利用者に文化芸術活動を継続して行える環境を提供できるよう努めてまいります。

(写真はルミエールホール玄関です)



 

2020年6月22日月曜日

文化会館閉館に伴う活動の継続支援について

 6月議会一般質問より抜粋


《質問》最後に文化会館閉館に伴う活動の継続支援についておうかがいします。

文化会館は、施設の老朽化により令和3年3月末の閉館が決まっています。文化会館においては、絵画や篆刻、三味線や編み物など、多彩な文化サークルが活動拠点としておられ、長年にわたり多くの市民が集い、交流しながら、心豊かな時間を紡いで来られました。毎年3月には、文化会館ふれあいまつりが行われ、舞台発表や作品展示を鑑賞することを楽しみに訪れる市民も多くおられます。文化会館は、まさに、市民による市民のための文化芸術活動が湧き出る貴重な源泉の一つでありました。現在、サークルに所属している市民の平均年齢は高く、70代、80代の方が中心的メンバーだと聞き及んでいますので、閉館については充分に丁寧な説明をする必要があり、閉館後の活動継続についても、一方的な情報提供にとどまるのではなく、市民ひとりひとりに寄り添い、親切なサポートにぜひとも努めていただきたいと思います。コロナウィルス感染拡大防止のため、説明の機会となる会合が開催できない状況が続いているとのことですが、閉館に伴う文化活動の継続支援については、どのような状況になっているのかお聞かせください。

 

《答弁》文化会館閉館につきましては、当初、文化会館で最大の来館者数を誇る「文化会館ふれあいまつり」での周知を想定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で中止となり、イベントでの周知は断念せざるを得ない状況となりました。

 

そのため、6月1日からの開館に併せて、館内に施設閉館のお知らせを掲示し、施設利用者への周知に努めるとともに、サークル団体の代表者が集まる会合等の機会を捉えて閉館について説明し、情報提供に努めてまいります。

 

また、文化会館の受付においては、他の社会教育施設をはじめ、文化施設であるルミエールホールや中塚荘の諸室でも社会教育団体等の活動については利用料金が減免できることや、詳細が掲載されたパンフレット等を配架し、個別に説明するなど、引き続き、利用者やサークル団体の方が支障なく、他の施設で生涯学習活動を継続できるよう丁寧に周知してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。



2020年6月13日土曜日

かどま折り鶴12万羽プロジェクト

【かどま折り鶴12万羽プロジェクト】
本日、完成披露式典が行われた、かどま折り鶴12万羽プロジェクト。改修工事が行われ美しくなったルミエールホールのロビーと階段、二階を使って、壮大でカラフルなアート空間が生み出されました。
ひとつひとつ、願いや想いを込めて折られた鶴は、総数15万羽(推定)。Panasonicのスポーツチーム、インパルス、野球部、パンサーズ、ブルーベルズの選手の皆さん他も、ご協力いただきました。
人々の気持ちがひとつにつながった壮大なイベントは、門真市民の底知れないパワーと、共感してくださった沢山の皆さまのご協力の賜物であり、コロナ禍の中で生まれた奇跡のアートです。
どうぞ、ルミエールホールにお越しいただきご覧ください。21日まで展示しています。

2020年3月18日水曜日

門真市 小学校卒業式

本日、門真市では小学校の卒業式が行われています。
新型コロナウィルス感染症の影響で学校臨時休校措置がとられましたが、卒業式は規模を縮小し、時間を短縮して、席の間隔を開けて、挙行することができました。
来賓の出席もありませんので、式典の様子はわかりませんが、キッズサポーターとして登校見守りに立ち、数名の子達にはお祝いの言葉をかけることができました。(マスク着用しています)
4月から中学校へと進学する子ども達にとって今日の卒業式は、大切な節目の日。
この誰もが予想し得なかった社会情勢の中、今日の卒業式が子ども達にとってかけがえのない尊い記念日として胸に刻まれることを願います。
そして、これからの長い人生において、どんな困難が起きても落ち着いて向き合い、助け合い励まし合って、乗り越えていく、友達との心の絆と、ご家族や先生方への感謝の気持ちを胸に、希望あふれる未来へとはばたいてほしいと思います。
本日はご卒業、誠におめでとうございます。

2020年3月3日火曜日

新型コロナウィルスについて(3/3)

◇臨時休校に伴う自習対応
本日3日より、小学校での「自習対応」が始まりました。今回の休校は緊急のことなので、ご家族でどうしても子どもさんを見れないご家庭も当然あると思います。1年生〜3年生を対象に、朝8時半から、午後3時まで、先生方が自習対応してくださいます。子ども達が学校でみんなと一緒に勉強できる状況に早く戻ってほしいです。
◇公共施設の休館
市の公共施設の多くが、新たに休館措置がとられました。活動場所がどんどんなくなり、ほんとうに寂しい、ため息ばかりが聞こえてくるようです。散歩やジョギング、買い物、屋外での活動や人との接触が少ない活動は、感染リスクが低いというのが専門家会議の見解です。
◇国の経済支援策
経済産業省は、新型コロナウィルス感染症に関する緊急対応策として、資金繰り支援をはじめとする支援策を打ち出しました。人々が外出を減らし、移動を控え、消費活動が低く抑えられていることで、市中の経済活動は急速に落ち込んでいます。この情勢が長く続けば、資金に余裕のない小規模事業者は、もちこたえられません。市は、国の支援策をしっかりアナウンスすると同時に、実効性のある支援策を重ねて打ち出していくことが必要だと思います。

二島小学校トイレ 洋式化改修

市議会で繰り返し要望してまいりました、小学校トイレの洋式化改修が、小学校施設整備事業として実施され、二島小の工事が無事ほぼ終了しました。
女子トイレには姿見(ミラー)も設置され、見ちがえるほどに美しく生まれ変わりました。
バリアフリーの多機能トイレも、新たに設置されました。
この美しいトイレなら、子ども達も怖がらず、利用しやすいと思います。
現在工事中の東小学校、門真小学校については、中国からの部材供給が難しくなっていることから、当初の予定(3月末完成)よりも、工期が延長される見込みであるとの報告がありました。子ども達も保護者の皆さんも待ち望んでいる工事なので、何とか供給が早く整ってほしいと思います。

2020年2月28日金曜日

【新型コロナウィルスについて(2/28)】

◇市の体制が変更

本日午前、門真市では「新型コロナウィルス感染症対策本部」が設置されました。昨日までは、副市長が会長の「対策会議」だったので、いわば会議体制が格上げされたわけです。(本部長が市長)


◇学校などの臨時休校

この対策本部において、市立小中学校、公立幼稚園の臨時休校が決定されました

3/23/24 がお休みになるということで、学校の学習をどうするか、放課後児童クラブはどこまで対応できるか、こども発達支援センターはどうするか、など様々な課題につき各部署で検討されました。

本日夕刻の報告では、こども発達支援センターについては、3月末まで「通園事業は休園」「個別の相談事業は継続」となりました。

また放課後児童クラブについては、「通常通り、午後からの開設」(時間繰り上げして朝からの開設は無し)となりました。


◇幼いお子さんの安全確保を

最も困られるのは、幼稚園、低学年のお子さんをお持ちで仕事がある方、ではないかと思います。子どもだけで、放っておくわけにはいきません。それはあぶないですから。

大切なお子さんの安全をどうぞお守りいただきますよう、今回ばかりは緊急なことなのでご家族ご親戚はもとより会社や地域とも連携していただくことが賢明だと思います。

行政の方でもその懸念は当然認識しています。引き続き協議中とのことです。


◇学校施設利用中止

各小中学校の教室、体育館、運動場は市民(社会人)もスポーツサークルなどで利用していますが、これも、4/7まで利用中止になりました。

市民スポーツの振興を推進する考えからは、残念ですが、ご協力をお願いするしかありません。


◇門真市の最新情報について

市のホームページは、昨年からスマホ対応になりました。今回のコロナウィルス関連情報は、トップ画面の「緊急情報」のところに出てきます。ご利用ください。


◇本日現在まで、門真市では感染者は報告されていません。



2020年2月27日木曜日

新型コロナウィルスについて

連日報道されている新型コロナウィルス。市民の皆さんとお話していますと、不安感、閉塞感、やり場のない怒りや虚しさといった感情などを持っておられる方がたくさんおられます。

このような非常事態にこそ、市議は市民の代表として、現状の把握につとめ、適切な情報発信をしながら、一日も早く終息に向かうように、関係者の皆さまと力を合わせてまいることが大事だと考えております。


◇「市は何をしているのか?」

131日より、副市長を会長とする新型コロナウィルス感染症対策会議を設置し、これまで3回開催。各部局で情報共有、マスクと消毒液を市内施設窓口に配置、イベント中止の基準決め、福祉・医療機関との調整など。保健福祉部が中心となり対策に追われています。


◇市内中小企業者

市内飲食店では宴席のキャンセルが相次ぐなど、中小企業、個人経営店にとっては極めて深刻な情勢です。大阪府が緊急資金を創設し、経済産業省も支援策を出しているので門真市も情報提供のページを作っています。


https://www.city.kadoma.osaka.jp/kinkyu/10579.html


個人的に、経営者仲間としてこれまでのお付き合いがあるところも多く、積極的に外に出て有益な情報をお伝えし、気持ちを共有してまいりたいと思います。


◇イベントについて

市が主催するイベント等について、中止・延期のお知らせのページを作っています。


https://www.city.kadoma.osaka.jp/kinkyu/10476.html


市民の方が行うイベントも、次々と中止のご判断が行われています。

残念だ、寂しい、せっかく準備したのに、など、もやもやとした虚しい気持ち、また、これはいつまで続くの?という先行きの見えない不安感… それらのお声をお聞きしながら、現在の時点では明らかな答えは出せないことを申し訳なく思っています。お気持ちをしっかりとお聞きして課題を共有してまいります。

2020年2月23日日曜日

門真市中学生英語プレゼンテーションコンテスト

南部市民センター多目的ホールにて、第9回門真市中学生英語プレゼンテーションコンテストが開催されました。
予選を勝ち抜いた17 人の中学生のすばらしいプレゼン‼︎ 年々、レベルアップする表現力、度胸には驚かされます。プレゼンのテーマも個性的で、感動で心揺さぶられる場面あり、思わず笑顔になる場面あり、最初から最後まで楽しませていただきました。
審査の間、門真市子ども英会話講座 KEIK の皆さんの歌と発表もあり、小学生の皆さんもしっかり英語に親しみ、表現していました。
本日のコンテストは、門真市が地域や世界で活躍することのできる人財を育てるため英語能力の向上を図る「門真市めざせ世界へはばたけ事業」のメインイベント。優秀賞の子ども達はオーストラリア海外派遣研修へ、奨励賞の子ども達も新たな英語研修へと、さらに成長の機会が与えられます。
門真市の数ある事業の中でも、ピカイチの事業だと私は思います。
子ども達の無限の可能性が、キラキラと輝き大きく花開く瞬間を、本日のプレゼンテーションコンテストでたくさん拝見しました。
心からのエールを込めて、拍手を贈らせていただきました。

2020年2月17日月曜日

門真市文化芸術推進審議会

令和元年度第2回門真市文化芸術推進審議会が行われ、傍聴しました。
門真市が「文化芸術推進基本計画」を策定するにあたり、有識者のご意見を拝聴する場である審議会です。本日の案件は昨秋行われた市民アンケート調査集計報告についてと、門真市文化芸術推進基本計画」の構成案、素案についてでした。

【市民アンケート】
まずアンケートですが、NPSという手法がとられているということで、後で調べたところ、商品をリピート購入する顧客のマーケティング調査らしいですが、この調査手法が的確なのか?よくわからないので勉強したいと思います。
また、回答者数は1470、そのうち市職員が404(27.5%)混じっているので、結果の数値の分析方法は難しいだろうなと思います。
興味深いのは、自由記述意見で、ここに市民の想いやアイデアがあふれていました。
委員の先生からは、「会議資料はせめて1週間前には送ってほしい」と至極当然と思えるご意見があり、「文化を次世代にどうつないでいくのか」「小学生にもっと機会を」「50年継続してきた文化協会に対して育てるという施策は」「文化活動をしている人が何を困っているか、また、してない人がどう考えているか、それぞれ分析を」「文化活動の機会づくりとして、場所へのアクセスの問題」などご指摘ありました。

【文化芸術推進基本計画 素案】
構成案、素案が示されましたが、委員の先生方からは、計画の文言の細部より、直感的、本質的なご意見が示されました。「『わがまち』を構成の最初に」「文化は、楽しいもの。国が法律を変えたから、人口減少社会だから、(文化を推進)ではない」「(羽曳野市で誕生した合唱団の『ヤマトタケル』のような)素晴らしい音楽イベント、魅力的なことをすれば、全国から人は来る」「文化活動団体が立ち上がり、活性化していく姿は、街の宝だ」など。

【門真の中の文化について】
門真「市」が「文化」という言葉を発信するときは、祭り、笑い、ばかりで、あまりにも偏っていると私は思います。伝統文化イコール祭り、のような表現は市民の皆さんを理解していません。
審議会の委員の方々、またアンケートで意見記述をされた方々は、多種多様な文化芸術活動を行い、また或いは、多種多様な営みを文化と捉えておられる門真市民の皆さんです。茶道、華道、書道、クラシック音楽、現代音楽、絵画、ミュージカル、ダンス…と、とても書ききれませんが、多彩なジャンルがあり、その活動推進に携わる市民の方々が審議会、アンケートの中にしっかりおられることを強調しておきたいと思います。
それともう一つ、文化拠点の話で、「市」は、改装中のルミエールホールと計画中の生涯学習複合施設のことばかりを強調しているように聞こえます。現在文化会館、公民館、市民プラザ、中塚荘、自治会館や福祉施設で市民の皆さんが紡いでいる文化芸術をどう把握し、大切に思っているのかが伝わってきません。
また、大きな文化拠点は市の北部に集中し、アクセス方法の整っていない南部の市民についての発信も不十分ではないでしょうか。

文化芸術について、今後も注視してまいります。