本日は、守口市で開催された、第2回アルコール関連問題研究会(主催:大阪府断酒会)に参加いたしました。
塩崎厚生労働大臣のメッセージが読み上げられた後、参加者を代表して、門真市議会中道副議長のご挨拶があり、勉強会が開始。『未成年者と飲酒』をテーマに、医療法人和気会 新生会病院 和気院長のご講演を拝聴しました。
アルコール依存症者は推計109万人。社会的損失は年間4兆円を超えるとも言われています。アルコールの代謝能力には、遺伝子型によって個人差があり、体質的に依存症や癌のリスクが高い人がおられます。
そして、思春期の脳はまだまだ成熟途中の大事な時期であり、若年からの飲酒開始は、将来の依存症有病率を高めることがわかっています。
子どもたちの脳とからだをまもるために、未成年にお酒を飲ませないようにしましょう。飲酒開始年齢は、少しでも遅くすることが有効とのことです。
講演の後、お二人の方が体験談を発表されました。お酒をやめたくてもなかなかやめられず、社会生活にも大きな支障が出てしまい、病院で適切な治療を受けてやっと回復に向かわれた、というたいへん説得力のあるお話でした。
お酒は、他の依存性薬物と比較しても匹敵するくらい、依存性が高いもの。お困りの方もいらっしゃると思います。お酒でお困りのご相談は、大阪府断酒会(072-949-1229)、全日本断酒連盟(03ー3863ー1600)、保健所などで受けておられます。(*^_^*)