2月3日〜4日の二日間の日程で、門真市議会総務建設常任委員会の管外行政調査に参加しております。
初日の昨日は、愛知県一宮市を訪れ、新庁舎建設工事について調査して参りました。
一宮市は、合併により新庁舎の建設を開始、「どこでも、誰でも、自由に、使いやすく」を基本としたユニバーサルデザインを取り入れた建物です。
新庁舎の基本理念は大きく5つ。
「市のシンボルとなる庁舎」
「便利でわかりやすい庁舎」
「市民にひらかれた庁舎」
「安全・安心な庁舎」
「環境にやさしい庁舎」
実際に見学して印象的なのは、建物中央の吹き抜け部分。外壁の高気密積層断熱ガラスと相まって、明るさと開放感にあふれながらも自然通風も利用し、冷房費を大幅に削減しているとのことでした。
総事業費は104億円。財源の内訳は約7割に当たる約72億円が合併特例債で、残りは新庁舎建設基金(約14億)、一般財源(約10億)、上下水道部負担金(約8億)となっています。
見学させていただいた中で、防災会議室(災害対策本部)の施設もたいへん充実していました。巨大モニター、机上モニターに必要な情報が次々と映し出されるほか、市民からの受け付け用電話16台、発信専用電話5台、衛星携帯電話3台、など、南海トラフ地震への備えも考え、万全の危機管理体制を敷いているとのことでした。
さて本日は、焼津市で調査して参ります。内容は、「全職員672人にタブレットを配備」。ICT導入による行政の経費削減について研究して参ります。