2019年11月6日水曜日

総務建設常任委員会視察2



行政視察2日目は、港区役所に参りました。

「港区AI元年」におけるICT導入事例について調査してきました。

FBのメッセンジャーを利用した、「多言語AIチャット」は、生活情報の問い合わせにAIが英語か「やさしい日本語」で対応するもの。先月は450件のアクセスがあったそうです。

そのほか、AIが活用されているのは「保育園入園選考」「議事録自動作成支援」「ホームページ翻訳」「申請書の文字認識」など。また、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)も本格導入、現在庁内9業務で導入し、年間で計5,500時間を削減見込み。

削減時間が特に多いのは、「児童手当業務」「介護保険審査業務」「職員の出退勤管理業務」などです。

他にも、職員のICTリテラシー向上や業務効率化に向けてペーパーレス会議システム、テレビ会議システム等導入されており、テレワークについても積極的に取り組んでおられます。

これらの果敢な取り組みのバックボーンとなっているのが、港区長による全職員に向けての「みなとワークスタイル宣言」だそうです。あくまで目的は、より質の高い区民サービス。そのための職員の働き方改革であるのだという意識を、全職員に浸透させていることが功を奏していると思います。

ICTの導入はそもそも、行政は民間企業よりもスロースタートの印象がありましたが、今回の視察を通じて、港区の多彩な取り組みを拝聴し、参考になるものがたくさんありました。

今後の議会活動にしっかり活かしていきたいと思います。