2016年8月3日水曜日

尼崎市 稲村和美 市長

尼崎市は、兵庫県と大阪府の県境にあり、大阪市と隣接していることから門真市と共通の課題が発生しやすい町と考えられます。

掲げる基本目標も、「ファミリー世帯の定住・転入を促進する」「経済の好循環と『しごと』の安定を目指す」「超高齢社会における安心な暮らしを確保する」と、まさに門真市においてもすべて当てはまる課題ばかり。
これらをひとつひとつ解決していくための、まちづくり、教育の向上、産業振興、と、尼崎と門真は、互いにおおいに参考になると言えるでしょう。

門真市では、ファミリー世帯の定住を促すべく、密集市街地の解消をすすめ、ゆとりある住環境の創出を市の施策として推し進めているところであり、その結果として人口が減り、平均よりかなり高い人口密度(全国で14位)が緩和されつつありますが、まだまだ不十分です。

なぜならば、防災の観点から、密集市街地解消は喫緊の課題であり、特に高齢化が進行している現在、それも単身高齢者が増加している現状において、災害時の被害を少しでも小さくする為、命をまもる為の、危機管理対策を、早急に進めていく必要があるからです。

さて、尼崎市では、ものづくり企業のサポートはもちろん、製造業以外についても、創業支援オフィス アビーズ、長期型(3ヶ月以上)インターンシップの導入、企業立地促進制度など、さまざまな施策を打ち出しています。そして、地元企業の従業員の健康促進を図るために、健康に資するサービスに対してポイント制度を設けるなど、ユニークな視点の事業も。
また、尼崎市に坂道が少ないことから、街の交通のあり方として自転車道の拡充を挙げられたことも、門真市民としては断然興味深いポイントです。

「ECO未来都市・尼崎」として、産業界の各団体と市民の皆さまと共に、、持続的な成長・発展が可能な「環境の活きづくまち」の実現を、目指してきた尼崎市。私もエコトラックの代表取締役当時、環境物流の取り組みを評価していただいて以来、稲村和美市長とすでに5年のおつきあいをさせていただいております。環境を重視し、さまざまな行政課題に積極的に立ち向かっておられる稲村市政に学びながら、経営者視点も活かしつつ、門真市がよりよい方向へと進んでいけるよう、誠心誠意とりくんでまいります。