2015年1月12日月曜日

門真市成人祭

本日は「成人の日」。門真市ルミエールホールにおいて、門真市成人祭が執り行われました。

ホール周辺は、華やかな振袖姿のお嬢さんたちと、スーツや袴姿の青年たちで埋め尽くされ、若さの熱気あふれるとはまさにこのこと、皆さん笑顔に満ち溢れ、きらきら輝いていました。

式典は、新成人のメンバーで構成する「門真市成人祭プロジェクト」の皆さんによって進行されました。若いながらも落ちついて、粛々と進めていく姿に、たいへん好感が持てました。

式典の冒頭に、新成人の皆さんが小中学校時代にお世話になった先生方の写真とメッセージで構成されたビデオが放映されました。次々と先生が画面に現れるたび、そこここで歓声が上がります。通学していたときは気づかなかったことも、卒業し、成人して、たくさんのことを経験していく中で、あらためて先生の言葉を理解し、感謝することもこれから増えていくことでしょう。

式典の中で、一部の元気な新成人の人たちが、大きな声を発する場面もありました。
私はこれまで、天然ガストラックの環境出張授業として各地の小学校で授業をさせていただいた経験があり、授業中さわがしいクラスをいくつか見てきています。授業中さわがしいクラスに限って、質問タイムでは全員が口を閉ざします。そういう時、授業の最後でいつも話すことがあります。

「人が前で話しているときは、だまって静かに聴きや。しゃべってると、自分が損するで。」

人の話には、必ず「情報」がある。情報は、基本的にプラスになる。知っているのと知らないのとでは、知っているほうが「得する」ことが断然多い。授業で先生がお話になることは、「勉強の情報」やから、どうせ授業を受けるなら、同じ時間内でできるだけたくさん聞いておいたほうが、得。そして、先生のお話はだまって聞いて、自分の頭の中で考える。考えると、必ず疑問点が出てくる。そしたらそれを、授業の最後に先生が「何か質問ないか?」と言わはった時に聞く。それが、授業の受け方。

ということを、小学生向けにかみ砕いて話します。この話は、みんな黙って聞いていました。

さて、式典の中で新成人の代表者が宣言してくれた門出の言葉の中の一節。「門真に生まれ育ったことを誇りにしながら」「これからの門真、日本、世界のことを考えて行きたいと思います」
清々しい大志。とても心強いです。

式典終了後、ホールの外に出た時に、大きな写真額を胸に抱えている新成人を見かけました。おそらく、この日を迎えることなく早世してしまった同級生の遺影だと思われます。胸が詰まりました。

門真市新成人、1380人の晴れやかなスタートに心からエールを贈り、そして自分も省みて気持ちを引き締め、頑張ってまいります(*^_^*)