12月3日(日)~9日(土)は障がい者週間です。門真市役所では、「ふれあいキャンペーン」が実施されました。
令和6年4月より、障がい者差別解消法が変わり、「合理的配慮」の提供が義務化されます。(これまでは事業者においては「努力義務」であったもの)
「合理的配慮」の内容については、障がい特性や、個々の場面や状況において異なりますが、単に、義務化されたので「しなければいけない」ということだけではなくて、ともに解決策を検討していくための、建設的対話をかさねることにより互いの理解を深め、共生社会の実現に近づけることが法の趣旨であり、なにより重要だと思います。
門真市では、「知的・発達障がい」「視覚障がい」「聴覚障がい」「精神障がい」それぞれの当事者の方が、日常的な困りごとや、合理的配慮についての講話を実施されました。
視覚障がい者の方のお話の中では
・声掛けは「大丈夫ですか?」より「お手伝いしましょうか」の方がありがたい
・小学校からの障がい者教育は大事だと思う(子ども達は素直で理解がはやい)
・視覚障がい者誘導ブロックについて
などがありました。
聴覚障がい者の方のお話では「デフリンピック」の紹介がありました。
2025年、日本ではじめて、デフリンピックが東京で開催されますが、まだまだ、デフリンピックの知名度が高くありません。
デフリンピック(聴覚障がい者の国際スポーツ大会)は1924年に始まり、約100年の歴史がありますが、これまで日本では未開催でした。
日本は、二つの目的
①聞こえない子ども達の夢を育む
②誰もが心豊かに暮らせる共生社会の実現
を目指して招致活動を行い、2025年に日本初開催《デフリンピック東京大会》が決定されたものです。
若いデフアスリートの皆さんが、デフリンピック出場という夢に向かって全力でスポーツの練習に励んでいる姿は、オリンピック、パラリンピックと共通するものです。
個人のサポーター制度もあり、多くの人に認知していただくことで共生社会の実現に近づくことができるのではないかと思いました。
市役所前の芝生広場では、障がい者事業所で作られた作品やパンなどの販売が実施されました。
今日は強い風もなく、ぽかぽかとお日さまが出ていて良かったです。たくさんの市民の方に、ご参加いただけることを願います。関係者の皆さま、担当の障がい福祉課の皆さま、ありがとうございました。