大阪実践経営塾 創塾40周年記念式典
本日は、大阪実践経営塾 創塾40周年記念式典が行われました。守口市の山岡金属工業株式会社の山岡社長が中心となって興された大阪実践経営塾は、守口門真の中小企業経営者が集まり、「絶えず創造開拓の精神を持って」実践的な経営を学ぶ場です。私も、オブザーバーとしてはじめて参加させていただいてからは、20年近くの月日が流れ、ずいぶん勉強させていただいてきたなぁと、まことに感慨深い思いです。特別講演会として、パナソニック株式会社元社長 谷井昭雄さまの貴重なお話を拝聴しました。40年前は、日中友好条約が結ばれた年、松下電器産業が創立60周年で液晶テレビの試作品を発表した年、谷井さまは当時50歳でビデオテープレコーダーを担当されていて、開発に苦労されたそうです。現在日本の課題を示す三つのキーワードは、「少子高齢化」「情報化時代」「国際化」。外国人労働者の受け入れが議論されていますが、文化、生活習慣の違いを冷静に見ながら理解することが大切。また、情報化が進んでも、心と心が通じていないのではないか、AIが発達しても適切に使えるよう人間が賢くなければならない。最後に、松下幸之助翁の書、サミュエルウルマンの「青春の詩」を紹介されました。第二部の祝賀会では、門真の歌姫、道越裕海さんがゲストで登場。40周年記念ということで、40年前のヒット曲など、懐かしいメロディーを聴かせてくださいました。40周年記念品として、白ハト食品工業 永尾社長のお取り計らいで、特製の芋焼酎が披露されました。種子島で、苗植えからスタートし、この日のために特別なラベル、装丁が施された、限定生産の貴重な焼酎。粋な遊び心とハイレベルな実践力、先人を敬い、文化を愛し、常に自己の向上を目指す、志高い経営者の皆さま。心から尊敬できる先輩方に習い学びながら、これからも次世代へとますます発展し継承されていくことを祈念しております。