2015年2月7日土曜日

門真市学校保健研究大会(3)

門真市学校保健会創立50周年記念講演として行われた、箕面・学問の道「時習館」館長 北山顕一先生のご講演の中から、もう二つ、ご紹介させていただきたいと思います。
 
【ミラーボール】
青少年育成のためのヒントとしてのお話。教育とは、ミラーボールのように、「ひとりひとりに光を当てる瞬間」が大切だということです。たしかに、子ども達はそれぞれ個性が豊かで、感じ方も興味を持つ分野も、十人十色です。そのひとりひとり違う子どもたちに、教育を施すには、「教える側の立場の人ができるだけ多くの話題を持つ」ことが重要。また、「15分に1回、別の話題を提供する」など、飽きさせない工夫の仕方も教えていただきました。
 
そのようにして、幅広い分野でさまざまな話をする中で、ひとりひとりがきらりと光る瞬間を作っていくことができれば、活き活きと興味を持って学習に取組む子どもたちも増えてくると思います。教える側にすれば力量が問われますが・・やりがいがありますね。
 
【大志を抱く】
黒船が来航した1853年。激動の時代の中心的役割を果たしていくことになる、幕末の志士達は、当時とても若かった。勝海舟31歳、西郷隆盛27歳、吉田松陰24歳、坂本竜馬、福沢諭吉19歳、板垣退助、大隈重信17歳、伊藤博文は13歳でした!
 
彼らこそが、新しい日本の幕開けに向けて、これから15年間命がけで活動したわけです。
文字通り「大志」を抱いて、時代を駆け抜けた、160年前の日本の若者たち。
現在の同年代の若い人々は、どのように感じるでしょうか?
 
時代は移り変われど、ぜひ、自身の無限大の可能性を信じて、大志を抱いてほしいと思います。
若者に限らず・・・中高年世代も、夢と希望をなくさないようにいきましょう(*^_^*)
 

2015年2月5日木曜日

門真市学校保健研究大会(2)

先日開催された、門真市学校保健研究大会・北河内学校保健研究大会では、研究発表に引き続き、門真市学校保健会創立50周年記念講演も行われました。
 
講師は、箕面・学問の道「時習堂」館長 北山顕一先生。
テーマは「よりよき人生を送るために」です。
 
許されるなら先生のご講義を、一言一句、全部ブログで再掲したいぐらいです!
そう思うぐらいに、ほんとうにすばらしい講演。皆さまも機会がありましたら、ぜひ一度お聞きになってください。
 
よりよき人生を送るため・・たくさんの、示唆に富んだお話を教えていただきました。
 
その中から、まず最初に、先生がおっしゃった「絶対不変の真理」5つ。
1.過ぎ去った時間は帰ってこない
2.人は必ず年老いて死ぬ
3.人生は1回限り
4.自分の人生は自分しか生きられない
5.自分という存在は、ただひとりである。
 
そのとおり、そのとおりなのに、普段は意識していなくて、時間をなんとなく無駄に過ごしてしまっているのが現実ではないでしょうか。
 
「この5つの真理を是認するのであれば、人生を無駄にしてはいけない。」
先生のお言葉を胸に刻み、今日一日をたいせつにしたいと思います(*^_^*)
 
 

2015年2月4日水曜日

門真市学校保健研究大会(1)

 
先日、門真市学校保健研究大会・北河内学校保健研究大会に参加、聴講いたしました。
これは門真市学校保健会、北河内学校保健研究協議会の主催で、枚方、守口、寝屋川、大東、四条畷、交野、門真の各市教育委員会の後援で行われる研究発表の大会です。
 
この大会の開催に、大いなる力を発揮してくださっているのが、門真市PTA協議会の皆さまです。
研究発表者は、門真市PTA協議会顧問の藤田氏。まずはじめに、門真市PTA協議会についてのご説明がありました。中学校6校と小学校14校のPTA会長で構成されるこの協議会は、月1回の会合、バレーボール大会、研究発表大会など、活発に意見交換、情報交換を重ねておられ、子どもたちの健やかな成長のために、一心にがんばっている親の皆さんの力強いパワーを感じました。
 
発表のテーマは「学力と朝ごはんの関係」。市内公立小中学校の学力を検証するに、全国平均を下回る大阪府の中で、さらに大きく府平均を下回る門真市。これが今の現実です。
 
この現状を打破するため、門真市では、教育委員会とPTA協議会で家庭用の「門真市学びのススメ」を作成。たいへん、いい取り組みだと思います。
 
門真市の大人がこの現実に正面から向かい合い、「学校力」「家庭力」「地域力」の3つの力強い手で、門真の子ども達をしっかり引き上げて健やかに育てることが必要だと思います。今回のように、PTAと教育委員会、すなわち家庭と学校がしっかりと連携して、子どもたちの未来のために具体的な取り組みをすることはたいへん重要で有意義であると考えます。
 
そして、学力と朝ごはんの関係について。朝ごはんを摂っているか否かで、テストの点数に明らかな差が見られることはすでによく知られているところです。脳は体重の2%の重量しかありませんが、基礎代謝エネルギーの20%を使うそうです。とくに必要なのはブドウ糖といわれています。
 
しっかりと朝ごはんを摂れる家庭の力。まずは大阪府の平均的な学力水準を目標として、PTA協議会としても広報活動、朝ごはん推進活動など通じて、引き続き取組んでくださるとのことです。地域の皆さまの協力も得ながら、オール門真で子ども達を健やかに育てていくために、皆さんとともに活動してまいりたいと思います(*^_^*)