2017年11月19日日曜日

子ども食堂サミットin大阪

本日午後は、大阪府主催の「子ども食堂サミットin大阪」を聴講。府内に子ども食堂はすでに219箇所。(市町村照会分)
急速なスピードで増えている「子ども食堂」について、有識者、運営者、ユーザー(子どもたち)がそれぞれの立場でご発言され、現場の声がよくわかるサミットでした。

基調講演は、門真市でもお世話になっている大阪府立大学教授 山野則子先生。国の動きと、子どもの貧困の実態、そしてそこから見える実際に子どもにとって必要な仕組み、行政の事業をしっかりと機能させる仕組み作りのご提案を、今回も海外の日本の実例をひきながら解説されました。
門真市においても、山野先生にもご指導いただきながら、新規のモデル事業に取り組んでいますが、それを良い循環を生み出すようにスムーズに支援へと繋げていくことが必要です。
子ども食堂は、門真でも6箇所以上動き出しておられ、市の未来応援ネットワーク事業とも、人の連携で相乗効果を産む部分も少なからずあると思われます。
さらに言えば、プラットフォームとして最重要なのは学校であり、所管する部署同士の連携は言うに及ばず、 今年度より法定化されたスクールソーシャルワーカーを含むチーム連携が、子どもたちにとっての実質的支援の核となるわけで、行政として地道に丁寧に、取り組んでいくことを忘れてはいけません。
本日のサミットでは、にしなりこども食堂さんをはじめ、実際に子ども食堂を運営されている方々のお話も聞くことができ、理解が深まりました。
子どもたちを、明るく楽しく、心豊かに育てていきたいのは、どの市もみな同じ、誰でも当たり前の感覚です。重要なことは、それぞれの立場でできることを把握し、同じ方向を目指して協力していくことだと思いますので、今後も引き続き、地に足をつけてこの課題解決に向け知恵を絞ってまいります。