2017年11月20日月曜日

大阪府市議会議長会 議員研修会

本日は、大阪府市議会議長会の議員研修会に参加。講師は、慶応義塾大学大学院教授の岸博幸先生でした。
テーマは「日本経済の展望〜地方活性への鍵」。
現在の景気を、「かなり良くなっている」とした上で、好景気は長く続くことはあり得ず、2020年以降、いわゆるオリ・パラ後はかなり厳しく(悲惨に)なると予想されていました。
働き方改革として、残業短縮と、「同一労働、同一賃金」を強調されていました。
2025年問題、団塊の世代が後期高齢者となる時期までに、社会保障制度の抜本的改革の必要性を述べられました。
「イノベーション(=新しい組み合わせで付加価値を産み出す)」が先生のキーワードで、イノベーションの成功例として、音楽産業に付加価値を生んだAKB48、起業しやすさ日本一を掲げて成果をあげた福岡市などを解説。
イノベーションに長けている、「最も尊敬する企業と経営者」として、守口市の白ハト食品工業株式会社を紹介されました。
社長の理念と従業員の幸せを追求する姿勢、事業展開におけるイノベーションを駆使して成長し続けている、日本の素晴らしい会社と、絶賛されていました。
最後に、大阪について、「ポテンシャルが充分ある、民間の力の強い街。人のクリエイティビティは非常に高い」と分析し、「それなのに、(今の状態は)
もったいない」と評価されました。
本日のお話を聞き、いろいろ感想を持ちましたが、大阪府 門真市としても、持ってるポテンシャルを活かさないのはもったいない、というところは共感です。
町にとって最大の資産は、人 であると思うので、市民力のポテンシャルを引き出して活かしながら、人口減少超高齢化社会に向かう流れの中で、行政の知恵もまた最大限発揮できるよう、市政の各施策のチェック、分析をしっかり行っていきたいと思います。