2016年11月10日木曜日

衆議院議員 宮川典子先生

自民党全国女性議員政策研究会お一人目の講師は宮川典子衆議院議員。以下、内容要旨です。

国費を使っての給付型奨学金のプロジェクトチームに入っています。
この給付型奨学金、現在は、どのような学生に、どのような基準で、給付するかの議論を詰めているところです。社会便益を増やす有望な学生が、あきらめずに頑張れるように、国が支えていくのだということで、必ず実現させていきます。

女性の政治参画。30歳の若さで出馬した当初は、同じ女性からの厳しい目で、服装など細かいことでもいろいろな批判も受けたそうです。
議員になった後も、衆議院9%、参議院16%しかいない女性議員は、人生のライフステージの転機、特に出産や介護において、たいへんむずかしい現状があります。明確なルールと環境整備が必要。今のままでは若い女性は政治に参画しづらい。現在、「政治分野における男女共同参画の推進に関する法律案」の検討中です。
女性が活き活きと活躍していけるためにこの法律は重要。男女の候補者の数が、できる限り均等となることを目指して行われるものとする、という基本原則案です。数合わせや女性枠ではありません。男女ともに、良い点、能力を最大限認め合うことが大事です。
人材育成の面でも、政治において、女性議員を育成していくことがまだまだ必要。男性ばかりでは、女性の視点が活かされない。地方においても、進めないといけない。女性政策を、浸透させていくのも、女性地方議員の力。今国会の提出を目指しています。

また、LGBTに関する理解増進法の国会提出も準備中です。国民の皆さまに寄り添う法律をつくっていきます。

宮川典子先生は、もと高校教員のご経歴があり、元気なお声でしっかりと、ユーモアも交えてお話くださるので、話に引き込まれました。
全国女性議員の皆さまからも活発に質問が出されました。女性の力を引き出して、女性の心に寄り添う政策。そして、子ども達が生きづらさをかかえる社会であってはならない。将来を悲観して自殺した教え子達のことをお話しされ、二度とそんなことを起こしてはならない、そんな社会であってはならないと、強く強く訴えておられました。