2018年6月13日水曜日

総務建設常任委員会

611日より、門真市議会は第2回定例会(6月議会)が開かれています。

昨日は、私が所属する総務建設常任委員会が開かれました。

上程された議案審議(全て可決すべきものと決しました)の後、所管事項についての質問が順次行われ、私は「幸福町・垣内町のまちづくりについて」質問いたしました。

以下、質問と答弁の概要です。


【幸福町・垣内町地区のまちづくりについて】

幸福町、垣内町地区のまちづくりは、園部前市長の市政運営の時代からおよそ10年に渡り議論されている、重要案件である。今年3月の総合教育会議において、市長から施設の見直しという話が出た時に、教育委員会は、1ヶ月、2ヶ月で見直しができるとはとても考えられず、8月に検討結果を取りまとめるとした。それだけ、新しい生涯学習複合施設に対する思い入れも強いと言える。丁寧に議論すべき重要案件であるとの認識のもと、質問する。

Q1:今回のイメージ案作成にあたっては、民間企業にアンケートを取り、企業の意見を取り入れて、変更をしているということだが、これに間違いないか。

A1:

    「門真市幸福町・中町まちづくり基本計画」では、幸福町・垣内町地区について「門真市の顔となる魅力的で質の高い「賑わい交流ゾーン」として様々な都市機能の集積・複合化」を図ることとしている。

   この考え方を変えることなく、市場調査の結果などを参考に施設配置イメージの変更案を取りまとめたものである。

 

Q: 企業は自社の利益の確保を目指した意見になるので、住民の要望とは自ずから異なってくる。より耳を傾けるべきは、周辺住民の方々と、地権者の方々の意見ではないかと、私は思うが、それらについては、市はどのように聴き、検討していくのか。

A2:

   「まちづくり協議会」及び「共同整備事業組合」の総会において、本市より施設配置イメージ案の変更等を、地権者等に丁寧に説明を行い、ご意見等をいただく。

  

Q3: 平成2911月作成の施設配置イメージ案に示されている交流広場の面積は、およそいくらか。

A3:

   約6,300平方メートル。

  

Q4: では、平成305月作成のイメージ案に示されている交流広場の面積は。

A4:

    3,700平方メートル。

 

Q5: 今回の変更により、交流広場は、当初の予定面積の約4割強(約2,600平方メートル)の面積が縮小されたが、この削減された土地は、何に変わったのか。また、その理由は何なのか。

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   交流広場の一部については、「高層共同住宅・商業・サービス等ゾーン」及び道路に置き換わった。

   「高層共同住宅・商業・サービス等ゾーン」への置き換えは、市場調査を参考に、民間事業者が効率的・有効的な土地利用の発想が可能となるような一団の敷地としたもの。道路への置き換えは、各ゾーンの利用形態に応じた幅員構成等を見直したため。

 

Q6: イメージ案で示されている交流広場の中には、現在、バス停やタクシー乗り場、駅前ロータリー、東西に横切る道路があるが、暮らしの中で必要性が高いこれらの施設の、存続についての方向性は。

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   バス停等の施設については、今後、地元や関係機関等と協議を行いながら、配置について検討していく。

 

(まとめ)

門真市の顔として、この地区のまちづくりの構想を始めた当初、文化的シンボルとしての生涯学習複合施設と、そこへ人々を誘う、面積の広い、広々と見通せる、交流広場を思い描いたのであろう。おそらく、他市や他府県、あるいは諸外国の、広い駅前広場や、美しい町並み、そこに楽しく集う人々を参考に、新しい門真の夢を描いたのではないだろうか。しかし、現時点での案では、交流広場と銘打ってはいるものの、バス停などを残すと仮定すれば、広場はわずかしか残らない。今後、まちづくり協議会と、共同整備事業組合との話し合いも重ねていくことになると思うが、地元のご意見をしっかりと聴くことはもちろん、このまちづくりに関わってきた多くの市民が描いた夢も、可能なかぎり現実のものにしていく、その気概を持って取組んでいただくことを要望する。