2016年8月24日水曜日

【防災】女性会8月例会 市役所担当者から聞く防災・減災対策


昨日23日は、守口門真商工会議所女性会8月例会に参加しました。
テーマは「災害から従業員を守れ! 市役所担当者から聞く防災・減災対策!」。講師は、守口市 危機管理室 寺尾さん、門真市 総務部 危機管理課 石丸課長・高橋さんです。

【守口市 危機管理室】
地震対策について

最近は「災害は忘れないときにやってくる」ようになりました。
災害は防げないが、被害を少なくする「減災」は可能。
災害は「IF (もしかしたら)」ではなく、「WHEN(いつか)」必ず起こる、と考えましょう。

☆地震について
上町断層帯地震で守口市・門真市の予想最大震度は7。
南海トラフ巨大地震で守口市の予想最大震度は6弱。
30年以内に南海トラフは確率70%。いつ起こってもおかしくないのです。

☆家にいるときの被害を防ぐために。
すぐできる対策は、「家具の固定」
専用の固定具、つっぱり棒、ストッパー式、粘着マット式、L型金具など。新聞紙を下に挟むだけでも効果あり。
「家具の配置を工夫する」寝ているときに下敷きにならないように。
家具が転倒しても、出入り口をふさがないように。

☆食料や水などの備え
飲み水1人1日3リットル必要と言われています。
常に持ち歩くもの、とっさの時の持ち出し品、いざという時に必要なもの、の3種類に分けて準備。

☆地震時の火災の原因は6割以上が「通電火災」。
対策は、地震発生したらブレーカーを落とす。
地震を感知してブレーカーを落とす「感電ブレーカー」という商品もあります。

守口市防災協力事業者登録制度
ぜひ、多くの事業所に登録をお願いします。

【門真市 総務部 危機管理課】
水害・洪水想定対策について

寝屋川流域の洪水の出口は、京橋口しかありません。
寝屋川流域の内水浸水対策 〜地上から地下へ〜
内水氾濫とは 下水の処理能力を超えて水があふれる場合
外水氾濫とは 川の水があふれる場合
基本は「垂直避難」 ビルの3階など、高いところへ避難してください。

河川情報については、スマホなどで確認できます。
 淀川モバイルネット、おおさか防災ネット携帯サイト など
門真市からの情報は、防災行政無線でも。今年度増設し、市内50カ所に設置済み。

寝屋川総合治水事業(水害・洪水対策)
◇治水緑地
◇地下河川
 寝屋川北部地下河川、寝屋川南部地下河川(建設延伸中)
◇流域調節池 大阪府に24カ所。
治水緑地、地下河川、調節池で、雨水を貯留し、浸水被害を軽減しました。

☆家庭での備蓄の補足
非常持ち出し品は「自分が必要なもの」なので、個々に違います。
忘れがちなのは、薬。おくすり手帳を持ち歩くか、おくすり手帳の最新ページの写メを撮っておくのも有効。

★門真市では、大阪府トラック協会、パナソニックと、災害時の協力に関する協定を結んでいます。

★参考資料
門真市 洪水ハザード・防災マップ
守口市 防災ハザードマップ

災害はいつやってくるかわかりません。ひとりひとりが備えること、日頃から地域のきずなを結んでおくこと、そして、行政も可能な限り、充分な対策を準備しておくことが必要です。
いざという時、できるだけ被害を少なくし、少しでも早く復興することができるよう、自助・共助・公助のそれぞれがしっかりと機能するように、備えることが大切だと思います。