2017年3月11日土曜日

【子育て】「子どもはみんな天才だ‼︎」

本日は、市民プラザにて行われた、「子どもはみんな天才だ‼︎」に参加しました。

第一部の基調講演の講師は、佐伯和也氏 。「子どもはみんな天才だ‼︎」をテーマに、ユニークで斬新な子育て理論を聴かせてくださいました。ブログやメルマガで大人気、というのも頷ける、その内容は…

【超強力な「遊びの解放」】
目指すのは子どもの「自立」。
最初のベースは、「親の自己肯定感」。親自身の、禁止事項をまずは少なくする。
次のポイントは「子どもの安心感」。勉強などを強制するのはやめて、「遊びの解放」をする。子どもが安心感を持てるよう居場所を確保しながら。
次のポイントの「知的好奇心」を持てるよう、知的な会話や日常生活で「興味づけ」を。
すると子どもは、次のステップ、「自己実現」へと向かう。

【自律学習】
知的好奇心を持ち、自己実現に向かう中で、自律学習「自分で考え」「自分で決めて」「自分で行動し」「自分で後始末する」ことを繰り返す。それが自立へと繋がっていく。

【ゲームへの現実逃避に対して】
ゲームしか、やらない子どもは、現実逃避になっている。周りの大人が、ゲームや子どもを「否定」するのではなく、「肯定」すること。「ゲームも、他の遊びも、やる」子は、周りの肯定がある。

【自分から勉強】
子どもが自分から勉強する絶対条件は、子どもに勉強の強制をやめること。主体性に任せる。親と先生がやるのは、強制ではなく、興味づけ。親と先生は、連携して、協働が必要。

佐伯氏ご自身が、子どもの頃「ゲーマーでした!」ということで、特にゲームについての対応法のお話は説得力がありました。実際には、なかなか、子どものゲームを肯定していくのは心のハードルがある人も多いと思いますが、子どもの自立を目標に置く、そのためにどのように親が対応していくのか、と考えれば、たいへん参考になるお話でした。

第二部では、地元七中PTA会長の川村早余子 さん、門真市民プラザ生涯学習センター長の実島直美 さんも加わり、ファシリテーターの なかたかおり さんと共に、「子どもの生きる力」をテーマにパネルディスカッション。実島さんの、「わくわくキッズ」でのとび箱教室の取り組みや、川村さんの、PTAとして子どもたちの育成に取り組みながらのご自身の子育て奮闘記、おもしろいエピソードを交えながら、いろいろ共感できるお話を聴かせていただきました。

教育委員会からも、「門真市の教育の現状と取り組みについて」、市民の方の質問に答える形で、地域行事に参加することと学力の相関関係(参加している→学力高い「傾向」がある)、「門真市版授業スタンダード」(言語活動を取り入れた、子ども主体の授業作り)の話をしていただきました。

ガラスケと蓮ちゃんも一緒に参加、そして、多くの企業、団体の方々も協賛して、内容の濃いイベントとなりました。子育てのことだから、皆さんがほんとうに大切に考えている、ということが伝わります。

お話を参考にさせていただき、今後の議員活動にも活かしていきたいと考えます。

3月11日の今日、会場には、東北地方のPTAのパネルも展示され、一昨年七中校区で行われた福島県生徒交流事業も思い出されました。

学びのイベントをありがとうございました。