2023年11月17日金曜日

【飯盛霊園組合議会 行政視察②】


千葉県習志野市にある『しおかぜホール茜浜』を視察しました。




船橋市・習志野市・八千代市・鎌ヶ谷市の4市が共同で運営している斎場で、業務内容は火葬、式場(お通夜、告別式)、霊柩車運送です。




位置は、海岸の道路をしばらく走り、千葉ZOZOマリンスタジアムや幕張メッセの横を通り過ぎて、陸地の端にあり、周囲に住宅地はありません。駐車場は300台を備え、お天気が良ければ、海越しに富士山が見えるそうです。






開設して4年になるという建物は、まだまだ新しく、とてもきれいでした。内装デザインはシンプルで静かな落ち着きがありつつ、式場など随所に、美しく意匠か施されていることも印象的でした。





式場は大小2室ずつ、寝ずの番の遺族控室も完備されていますが、最近の傾向として、お通夜をせずに告別式だけの「一日葬」が主流になりつつあるとのこと。遺族控室はほとんど使われないそうです。





火葬業務は年々3%ずつ増加していて、待機日数は平均4日、冬場に10日待ちが発生することもあり、安置料金が発生(住民一日5,500円、住民外11,000円)することからも、課題の一つだそうです。火葬炉は、今後三基増設できるように、予めスペースが確保されてるとのことでした。


エレベーターも完備されていますが、エスカレーターも設置されています。斎場ではめずらしいと思います。





待合室ではお食事ができ(アルコール類も可)、お料理を運ぶ仕出し屋さんは、裏の駐車場から搬入口を入り、2階の待合室の裏手の廊下の入り口からはいれるように動線が工夫されていました(葬家の人々と、顔を合わせることなく料理が運ばれる)。





また、飲み物や軽食などが買える売店、キッズルーム、キッズトイレも完備されていました。






葬家ごとのプライバシーを尊重した告別室や、収骨堂、火葬炉等も見学させていただきました。


飯盛霊園も新たな斎場の建設が予定されています。文化や習慣が地域によって異なる部分もありますが、普段はなかなか見学する機会のない斎場を、詳しく見せていただき、たいへん参考になる学びをいただきました。

しおかぜホール茜浜のご担当者の皆さま、ありがとうございました。