本日夕刻より、門真特設防犯委員会主催の講演会が開催されました。
テーマは「心と体を育むごはん学」。講師は河合歯科の河合繁一先生です。
たいへん興味深いお話でしたので、一部紹介させていただきます。
日本人は昔から、米飯、味噌汁、魚などを主に食べてきました。
ご飯と小麦のアミノ酸スコア(食品中の必須アミノ酸の含有比率を評価するための数値)を
比較すると、ご飯のほうが高く、必須アミノ酸を取りやすいことなど、
ご飯が栄養学的に優秀な点は多々あります。
コストの面でも米飯は優秀で、ご飯茶碗1杯は、約30円前後です。
(お米の品種によって、幅があります)
また、お味噌の健康効果もたいへん数多く、例として、
・乳がんの発症率減少、胃がんの促進を抑える
・脳卒中、心臓病の発症率低下
・骨粗しょう症の予防、コレステロールの抑制
など、多くの効果が報告されているそうです。
中でも私が最も興味深かったのは、米飯給食の導入による、教育効果です。
長野県上田市真田町の、元教育長大塚貢先生が取組まれた、
米飯給食導入を中心とした教育改革によって、それまで荒れていた学校教育現場を、
飛躍的に改善し、非行をなくして教育レベルも引き上げることができた、というお話でした。
医学的なデータに基づいて、実践的に取組まれ、短期で顕著な成果を挙げているこのケース、
たいへん参考になると考えます。
あらためて、食事のたいせつさを痛感しました。
まずはご家庭での食事を、ご飯とお味噌汁を中心とした、
日本食を見直してみてはいかがでしょうか。
今日はとても寒くなりました。そろそろ、具沢山の豚汁などもいいですね(*^_^*)