2019年8月14日水曜日

H30年6月総務建設委員会より

p.30  
【一中跡地に関する質疑を抜粋】


◆池田 委員  自由民主党、池田治子です。私も幸福町・垣内町地区のまちづくりについて質問します。
 幸福町・垣内町地区のまちづくりは、門真市の顔となる魅力的で質の高いにぎわい交流ゾーンをつくるために、園部前市長の市政運営の時代からおよそ10年にわたり議論されている重要案件であります。
 ことし3月の総合教育会議において、市長から施設の見直しについて検討してほしいという話が出たときに、教育委員会は1カ月2カ月で見直しができるとはとても考えられず、8月に検討結果を取りまとめるとしましたが、それだけ新しい生涯学習複合施設に対する教育委員会の皆様の思い入れも強いと言えるでしょう。
 丁寧に議論すべき重要案件であるとの認識のもと、質問をいたします。
 まず、初めに民間企業へのアンケートについてお尋ねします。今回のイメージ案作成に当たっては民間企業にアンケートをとり、その企業の意見を取り入れて変更をしているということですが、これに間違いありませんか。お聞かせください。 
p.31  
◎長光 地域整備課長  門真市幸福町・中町まちづくり基本計画では、幸福町・垣内町地区について門真市の顔となる、魅力的で質の高いにぎわい交流ゾーンとして、さまざまな都市機能の集積、複合化を図ることとしております。この考え方を変えることなく、市場調査の結果などを参考に施設配置イメージの変更案を取りまとめたものであります。 
p.31  
◆池田 委員  市場調査、すなわちアンケートの結果を参考にしたということですが、企業は自社の利益の確保を目指した意見になるので、住民の要望とはおのずから異なってくると考えられます。より耳を傾けるべきは周辺住民の方々と地権者の方々の意見ではないかと私は思うのですが、それらについては市はどのように聞き、検討していくのでしょうか。お聞かせください。 
p.31  
◎長光 地域整備課長  今後、開催が予定されております、まちづくり協議会及び共同整備事業組合の総会において、本市より施設配置イメージ案の変更等を地権者等に丁寧に説明を行い御意見等をいただきながら、本地区のまちづくりに取り組んでまいりたいと考えております。 
p.31  
池田 委員  交流広場の面積についてお尋ねします。平成29年11月作成の施設配置イメージ案に示されている交流広場の面積はおよそ幾らでしょうか。お聞かせください。 
p.31  
◎長光 地域整備課長  約6300㎡でございます。 
p.31  
池田 委員  では、平成30年5月作成のイメージ案に示されている交流広場の面積はおよそ幾らでしょうか。 
p.31  
◎長光 地域整備課長  約3700㎡でございます。 
p.31  
池田 委員  計算すると差し引き約2600㎡になります。今回の変更により交流広場は当初の予定面積の約4割強の面積が縮小されたわけですが、この削減された土地は何に変わったのでしょうか。
 また、その理由は何なのか、お聞かせください。 
p.31  
◎長光 地域整備課長  交流広場の一部につきましては、高層共同住宅・商業・サービス等ゾーン及び道路に置きかわっております。高層共同住宅・商業・サービス等ゾーンへの置きかえは、市場調査を参考に民間事業者が効率的、有効的な土地利用の発想が可能となるような一団の敷地としたものであります。
 また、道路への置きかえは、各ゾーンの利用形態に応じた幅員構成等を見直したためであります。 
p.32  
池田 委員  イメージ案で示されている交流広場の中には、現在、バス停やタクシー乗り場、駅前ロータリー、東西に横切る道路がありますが、暮らしの中で必要性が高いこれらの施設の存続についての方向性はどう考えているのか、お聞かせください。 
p.32  
◎長光 地域整備課長  バス停等の施設につきましては、今後、地元や関係機関等と協議を行いながら、配置について検討してまいります。 
p.32  
池田 委員  ありがとうございます。門真市の顔としてこの地区のまちづくりの構想を始めた当初、文化的シンボルとしての生涯学習複合施設とそこへ人々をいざなう面積の広い広々と見通せる交流広場を思い描かれたのであろうと考えます。恐らく他市や他府県、あるいは諸外国にて広い駅前広場や美しいまち並み、そこに楽しく集う人々をごらんになるなどして、それらを参考に新しい門真の夢を描かれたのではないでしょうか。しかし、現時点の案では交流広場と銘打ってはいるものの、バス停などを残すと仮定すれば広場はわずかしか残らないでしょう。
 今後、まちづくり協議会と共同整備事業組合との話し合いも重ねていくことになると思いますが、地元の御意見をしっかりと聞くことはもちろん、このまちづくりにかかわってきた多くの市民が描いた夢も可能な限り現実のものにしていく、その気概を持って取り組んでいただくことを要望して質問を終わります。