2016年6月1日水曜日

尾崎公子名誉会長

関西商工会議所女性会 尾崎公子名誉会長さまの、橋本大会でのスピーチ要旨をまとめましたのでご紹介します。

今日は二つのことを言います。
一つ目は、京都女子大学で講演をしたこと。こんな話をしました。
学生の皆さんからみれば、年齢では私はひいおばあちゃんぐらいになります。のんびり過ごしているイメージですか?
しかし、私は今も、多忙で毎日いきいきと走り回っています。商工会議所女性会でずっと活動し、女性経営者として、商いの厳しさを常に感じながら、己を磨き、視野を広げることの喜びも感じているのです。
女性会は、レベルの高い集いであり、お互いに友情を持って、共に励ましあう仲間です。
人生という運転席には、必ず、自分が座ること。助手席に座ってはいけない。
苦しいことも、思い通りに行かないことも、必ずある。全てのできごとは、自分にとって必要なことなのです。
成長の芽を見いだせるのは、プラス思考です。自分を磨くことの種を見つける、その能力を育んでください。
このような話を、大学生にしました。みなさんとても熱心に聞いてくれました。

二つ目は、「あさが来た」のことです。広岡浅子は、日本女子大の創設、大阪商工会議所の設立支援、経済界で活躍、と、たいへんすばらしい業績を残しました。日本女子大卒業生で、大商で活動し、老舗企業の経営に携わってきた私は、「あさが来た」にはひときわ感慨深いものがありました。
昔の経済界、特に船場辺りは、男性社会でした。女三界に家なし、女は三従などどいって、女は親に従い、夫に従い、子に従えと言われていました。
今の日本は、男女平等で、女性が輝く社会。あらためて、自由であることの、すばらしさをかみしめてほしいと思います。
そして前例のない長寿社会になっている今、いかに歳をとるか、いかに老いるかは、重要です。女性会の皆さんは、日本中の女性のお手本となるような、歳のとりかたをしてください。
そのためには、「自ら、立つ」「自らを、厳しく律する」この、二つが大切です。
笑顔と感謝を両輪にして、清々しく生きていきましょう。GO!GO!GO!!

(2016年6月1日 和歌山県橋本市民会館にて)