2021年7月9日金曜日

聖路加国際大学 ヘルスヒューマニティーズ リレー講座

聖路加国際大学 ヘルスヒューマニティーズ リレー講座がオンラインで開催され、ゆめ伴プロジェクト in 門真実行委員会 総合プロデューサー 森安美さんと、東京外国語大学 非常勤講師 コミサロフ喜美先生が講師として登壇されました。

ヘルスヒューマニティーズとは、健康における社会的要因を踏まえ、人文学・芸術学・社会学など幅広い視点から健康に関わる問題にアプローチする新たな学際的分野のことで、医療従事者だけでなく、いろいろな分野の人が協力し、みんなの力を合わせて共存する社会を作っていこうとする新しい考え方です。

幅広い分野で創造的なイノベーションを起こし、実践していくものであり、まさに門真での、ゆめ伴プロジェクトさんの活動は、このヘルスヒューマニティーズのモデルとなるべき好例に違いありません。具体的な活動内容をプレゼンテーションで紹介され、あらためて、多岐にわたるこれまでの活動実績を振り返り、感動を新たにいたしました。

認知症の人が孤立し、ネガティブな状態に置かれてしまわないためには、Cure(医療)、Care(介護)、Communication(地域社会とのつながり)の3つのCが重要で、今回のテーマは特にこの3つ目の、コミュニケーション(つながり)をつくっていくことの実践です。

いくつかあるポイントのうち、「多様性、楽しさ、創造性」は、特に注目すべきところであると思いました。多様な人、団体が、それぞれの強みを発揮し、関係者全員が楽しめることを前提に、どうやったらできるのか?をキーワードに創造力を開花させていく。これが、ゆめ伴プロジェクトさんの、パワーの源泉になっているのだなと、とても納得し、感服しました。

zoomでたくさんの方と、森さんのお話と感動を共有し、門真の輪が全国(世界?)に広がっていくことを、頼もしく、楽しく、誇らしく拝聴いたしました。良い学びをいただき、誠にありがとうございました。