2015年1月21日水曜日

近畿運輸局 土屋局長様との意見交換 ~女性ドライバーの雇用拡大~

近畿運輸局長の土屋知省様と、貴重な意見交換の機会を頂戴しました。
テーマはずばり、「トラガール(女性ドライバー)の雇用拡大」についてです。

ここ数年で、ドライバーの人員不足、高齢化は、急速に進んでおり、
物流の2015年問題(トラックドライバーが14万人不足する)とも言われています。

実際、中小の物流事業者はどこも、募集しても応募が少ない状況が続いており、
深刻な人材不足を現場で実感しています。

そこで、運転免許の取得者数から考察するに、女性ドライバーが、まだまだ今後
活躍する可能性が潜在しているのではというところから、
国土交通省もトラガールの雇用促進に力を入れて取り組み始めました。

女性ドライバーは、運転や荷扱いが丁寧な人が多く、現場でのお客様対応や、
社内での気配りの高さなど、女性としての優れたところがたくさんあります。

運ばせていただく商品重量や、積み降ろし時刻指定などを充分に考慮しながら、
体調管理に配慮した上で、女性ドライバーにもどんどん活躍していってもらえるように
運送事業者としては考えております。

しかし、ポイントは「女性」であることのみに過剰に配慮するのではなく、
男性・女性、どちらも活き活きと働ける、若い人達もベテランも
やる気を持って日々充実感を感じながら自分の仕事を遂行できる、
そんな職場作り。これが最重要だと思います。

その結果として、女性ドライバーも(もちろん男性も)育ってくれるのではないでしょうか。

雇用拡大は、それぞれの事業者が積極的に取組むべき問題です。
常に職場の改善を図り、従業員の現在と将来の幸福を考えて、
知恵を絞って前向きにすすめていかなければなりません。

これからの少子高齢化の時代、物流業界に限らず、労働力が不足します。
英知を結集し、この喫緊の課題に取組んでいくことが求められています。

行政側には、免許制度の見直し、中小事業者への支援制度、運賃制度など、
これまでの制度の有効な点と、有効と思われない点を、挙げさせていただきながら、
今後も引き続き、物流インフラの維持のための施策をお願いいたしました。

地域経済の真の活性化のために。
それぞれの役割を果たしていくことが大切だと思います(*^_^*)