2014年12月14日日曜日

“弁当の日” 食育シンポジウム

12月13日、大阪成蹊短期大学にて開催された、「いのちをつなぐ“弁当の日” 食育シンポジウム」に参加してきました。


これは、生活学に力をいれている同大学と、食育に取組み幅広く活動されている大阪ガス株式会社が主催し、大阪府、大阪府教育委員会ほか30団体以上の後援、協力等をもって行われたイベントで、会場には保護者や教育関係の方々をはじめ、おおぜいの皆さまが参加されていました。


“弁当の日”は、元小学校長・中学校長の竹下和男氏が提唱しておられるもので、子どもに「自分でお弁当をつくる」ことを経験させ、そこから生まれるさまざまな成長効果の大切さに着目し、全国的普及を目指しておられる取組みです。


私は今回、門真市の歯科医、河合先生の講演会の折にこのシンポジウムの開催を教えていただき、参加の機会をいただきました。子育てにおける「食育の大切さ」は、河合先生はじめ、以前から多くの方々との意見交換の中で確認してきたことであり、できるだけ多くの子どもたちや保護者の皆さまにも知っていただくことが重要です。


そのために、大阪の企業と、大学、多くの行政機関が協力し、このようなシンポジウムを開催されたことは、たいへん有意義なことだと考えます。そして、全国1600回以上も講演を続けておられる竹下先生にも頭が下がります。


先生が繰り返しおっしゃっていた言葉は、「(人は)置かれた環境に適応する。」子ども達が成長していく過程で、どのような環境に置かれているかにより、それぞれの環境に適応してさまざまな大人になるわけで、すなわち、子育てを楽しんでる親に育てられた子は子育てを楽しめる親になる、ということです。


脳神経は3歳までに、味覚は9歳までに、大部分が形成されるということで、子どもが置かれる食の環境がいかにその後の人生にとって大切かというお話を聞きながら、自分の子育ての反省点もたくさん見つかり、今からでも改めていこうと思いました。
そして、大切な食育を、多くの若い世代に知って考えてもらうために、自分に何ができるかも考えてまいりたいと思います(*^_^*)