2018年11月30日金曜日

技フェスタ2018

本日より2日間、鶴見緑地花博記念公園内ハナミズキホールにて、第5回 建築・土木技能体験フェア 「技(わざ)フェスタ2018」が開催されています。
これは、若者に建築業の魅力を発信し、若年技能者を発掘して育てていくことを目的に、大阪府建団連が主催する体験型イベントで、今年が5回目となります。回を重ねる毎に、参加団体、来場者数も増え、今年はますますパワーアップして盛大に開催されました。
※昨年の様子はこちらです。

会長の北浦さまはご挨拶の中で、1970年の大阪万博の時、職人が足りなかったこと、その中でたくさんのパビリオンの建築に関わったこと、歴史は巡ることに感慨深く、死ぬまでこの業界の発展のために尽力するご決意を、力強くおっしゃっていました。
また、ご来賓の近畿地方整備局長さまは、先人が築き上げた水門や防潮堤が、今年の台風から大阪をしっかりと守ったことは事実で、次の世代を守っていくために防災整備が重要であることを述べられました。また、建築業の「新3K」として、「給与が高い」「休日がとれる」「希望が持てる」を目指していくとはっきり述べられました。
技フェスタの会場には、建築、土木の分業化されたそれぞれの技能を、身近に感じることができるよう体験ブースが設けられ、誰でも気軽に参加できるようになっています。
屋外にも建設機械などたくさんの展示、体験コーナーがありました。
私は運送業界において、ここ数年のドライバー人財不足が大きな課題であると認識していますが、建築業界においても共通するところがあります。
高い技能を身につけた職人を育てることは、これからの大阪、日本の発展のために、ますます必要で、重要課題であることはまちがいないでしょう。
就業人口において建築業、製造業従事者の割合が高い門真市は、「職人のまち」と言えます。ぜひ、門真市の若い皆さんにもお隣の鶴見緑地に足を運んでいただければと思います。
楽しく体験しながら学べる「技フェスタ」で、たくさんの若者達が建築の魅力を感じ、「明日の日本を担うスペシャリストを目指して」頑張ってほしいと願います。




2018年11月19日月曜日

大阪実践経営塾 創塾40周年記念式典

本日は、大阪実践経営塾 創塾40周年記念式典が行われました。
守口市の山岡金属工業株式会社の山岡社長が中心となって興された大阪実践経営塾は、守口門真の中小企業経営者が集まり、「絶えず創造開拓の精神を持って」実践的な経営を学ぶ場です。
私も、オブザーバーとしてはじめて参加させていただいてからは、20年近くの月日が流れ、ずいぶん勉強させていただいてきたなぁと、まことに感慨深い思いです。
特別講演会として、パナソニック株式会社元社長 谷井昭雄さまの貴重なお話を拝聴しました。
40年前は、日中友好条約が結ばれた年、松下電器産業が創立60周年で液晶テレビの試作品を発表した年、谷井さまは当時50歳でビデオテープレコーダーを担当されていて、開発に苦労されたそうです。
現在日本の課題を示す三つのキーワードは、「少子高齢化」「情報化時代」「国際化」。
外国人労働者の受け入れが議論されていますが、文化、生活習慣の違いを冷静に見ながら理解することが大切。また、情報化が進んでも、心と心が通じていないのではないか、AIが発達しても適切に使えるよう人間が賢くなければならない。
最後に、松下幸之助翁の書、サミュエルウルマンの「青春の詩」を紹介されました。
第二部の祝賀会では、門真の歌姫、道越裕海さんがゲストで登場。40周年記念ということで、40年前のヒット曲など、懐かしいメロディーを聴かせてくださいました。
40周年記念品として、白ハト食品工業 永尾社長のお取り計らいで、特製の芋焼酎が披露されました。種子島で、苗植えからスタートし、この日のために特別なラベル、装丁が施された、限定生産の貴重な焼酎。
粋な遊び心とハイレベルな実践力、先人を敬い、文化を愛し、常に自己の向上を目指す、志高い経営者の皆さま。
心から尊敬できる先輩方に習い学びながら、これからも次世代へとますます発展し継承されていくことを祈念しております。



2018年11月18日日曜日

門真市民コンサートと、門真市音楽協会30周年記念祝賀会

本日は、ルミエールホールにて第30回 門真市民コンサートが開催されました。
プログラムは三部構成で、門真の子どもたちによる「Jr.ストリングス」の演奏でスタートです。
そして、スイスからご参加のゲストヴァイオリニスト、フレンツィ・フリックさんと、中出悦子先生のチェンバロ、アンサンブルの弦楽器演奏家の皆さんで、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集「和声と創意の試み」作品8より
「春」「夏」「秋」「冬」を。最後は合唱曲「我 唯一の神を信ず」そして、会場も一体となった「ふるさと」の大合唱でしめくくられました。
コンサートの余韻も冷めやらぬうち、レセプションホールにて、門真市音楽協会30周年記念祝賀会が開催されました。
30周年にふさわしく、音楽協会にゆかりの演奏家の方々が、次々とピアノ、クラリネット、ソプラノ独唱、ヴァイオリン…と、ご披露くださいました。コンサートの第二幕、と言っても過言ではない、すばらしいパフォーマンスの数々を聴かせていただきました。
門真市音楽協会は、30年前に、京都市交響楽団の吉田實先生が設立されました。当時は、ルミエールホールはもちろん、コンサートホールが門真にはありませんでした。吉田先生は、1986年に市立公民館でクラシックコンサートを開き、その2年後に門真市音楽協会を設立、若手の市職員や音楽家の皆さんが集まって協力し、東奔西走しながら、コンサートホールの無い門真市で公民館や公共施設を使って、クラシックを市民の皆さんに聴いてもらう機会を作っていかれたと聞き及んでいます。
当時は地方からの移住者が多く、文化住宅はあるが文化不毛の地、などと心ない噂もささやかれたそうですが、吉田先生は、「そんなことではいけない。門真市に、クラシック音楽文化を根付かせていこう」と奮起し、協会を立ち上げて、以来たゆまずご尽力されてきました。
なにごとも、最初の種を蒔くのは、勇気と決断、そして信念が必要です。
門真市にクラシック音楽文化を、という信念に基づいて、種を蒔き、育て上げて、現在はご息女の中出悦子先生が会長を務めておられる門真市音楽協会は30周年という実りの秋を迎えられました。
誠におめでとうございます。
これまでのご尽力とご功績に敬意を表し、今後ともますますのご活躍をお祈り申し上げます。
これからも門真で、クラシック音楽を身近に聴かせていただき、情操豊かな心を育て、美しい芸術文化にふれる喜びを、市民の皆さまとともに感じさせていただきたいと思います。












2018年11月15日木曜日

秋の交番激励訪問

本日は、門真地区 警察官友の会 秋の交番激励訪問に参加しました。
私は、二島交番を訪問し、警察官の方々に対し、日頃のご精励に敬意と感謝を表し、今後も引き続き市民の安全を守るため、ご奮闘いただきますようお願いいたしました。
二島交番は、来年度、門真南駅前ロータリー付近に、拡充移設されることが予定されています。
より充実した設備によって、門真市南部地区の安心安全が向上し、市民の皆さまの暮らしが、平穏無事であることを祈念いたします。

2018年11月11日日曜日

門真市農業まつり

昨日は、JA北河内 門真中央支店におきまして、第39回 門真市農業まつりが開催されました。
大人気の門真れんこんをはじめとする農産物の即売コーナーや模擬店コーナー、餅つきなど、とても多くの人々で賑わいました。
恒例の農産物品評会も行われ、優秀な農産物の生産者の方々に、門真市農業まつり実行委員会 会長賞 など、各種表彰が贈られました。
門真市はもともと湿地帯で、れんこんやくわいの生産が盛んな農耕地域でありました。昭和40年代前後に一気に人口が爆発的に増え、宅地化が進みましたが、それ以前より脈々と受け継がれている農業に対する思いや、取組み方、年季の積み重ねを、農業まつりの時に見せていただいているように感じます。
品評会の野菜にも、まつりを盛り上げている関係者の皆さまの一体感にも、確固たるエネルギーが感じられます。
受賞された皆さま、誠におめでとうございます。

上三ツ島自治会長杯 グラウンドゴルフ大会

昨日、二島小学校校庭におきまして、第16回 上三ツ島自治会長杯 グラウンドゴルフ大会が開催されました。
雨の残る地面のコンディションが懸念されましたが、お天気も回復し、無事に2ラウンドの競技を終えることができました。
門真市ではグラウンドゴルフが盛んです。手軽にでき、適度な運動になり、お金もあまりかからず、初心者もベテランも同じように楽しめる、優れた競技だと思います。人生100年時代の超高齢化社会において、切り札の一つとなっているのはまちがいありません。
私も参戦させていただき、なんとなんと、ブービー賞をいただきました! ラッキー!
ご指導いただいた皆さま、ご準備くださった皆さま、ありがとうございました。

2018年11月7日水曜日

総務建設視察 2日目 熊本市

本日は、総務建設常任委員会 行政調査2日目、熊本市役所にまいりました。
調査項目は、「熊本地震における議会の対応及び地域防災計画の見直しについて」。
2年半前、熊本地震が発災する前は計画上の想定避難人数は58000人、避難所は171箇所だったが、実際の熊本地震においては、最大避難者数110750人、避難所は267箇所(いずれも把握しているもののみ。現実はもっと多い)と、想定を大幅に上回りました。「想定外だらけ」という言葉が印象的でした。
市の職員さんも被災し、初めての大きな災害対応に動揺し、通常の行政機能は保てなくなり、市役所は大混乱に陥ったそうです。
32万戸、熊本市の全世帯が2週間断水し、余震は、発災後1カ月の間、震度6弱数回を含む3000回以上起こったとのこと。なんと、今も余震があるそうです。
避難所は被災した体育館では開設できなかったり、一箇所に2000人以上避難されたり、避難所を担当した職員さんも焦りと疲弊で相当な重圧を感じたとのこと。
また、指定避難所以外のところへ避難した人は65.9%にのぼり、そのうち車中泊が39.2%だったそうです。
さて、この未曾有の突然の大地震災害では、それまでの「地域防災計画」では、想定外だらけで対応できなかった。実際に役に立ったのは、神戸市や仙台市が発行している「震災記録誌」で、これはまさに目の前に起きていることと同様のことが記録されており、バイブルとして役立ったそうです。熊本市でも、今回の災害対応を記録誌にまとめられたとのことです。
そして、これまでの計画を全面的に見直し、支援を受け入れる受援計画を策定、全小学校区で校区防災連絡会を設置、BCP(業務継続計画)の見直し、マンホールトイレと貯水機能付き給水管を各小学校に設置、など、改善を進めておられます。
震災後、これまでの訓練ではなく、より現実に即した「実働訓練」を毎年4月に実施。市内全域で、13000人以上参加されたそうです。
防災、減災は、自助、共助、公助が必要ですが、それぞれ限界があり、実際には災害が起きてからしかわからないことだらけだ、とのことです。自助力、共助力を、地域でできるだけ高めておくことが必要だと改めて思います。より現実的な実働訓練も、検討すべきであると考えます。門真市においても今後どのように防災減災力を高めていくか、具体的事例を学ばせていただいたので、しっかり提言していきたいと思います。

熊本市内は市電が走っています。駅からの移動に乗車いたしました。カラフルな車両の写真もパチリ(*^_^*)








2018年11月6日火曜日

総務建設視察 1日目 福岡市(2)

続いて、防災センター要員講習棟のほうに移動し、「避難生活ハンドブック」について説明していただきました。
福岡市では、「女性の視点を活かした防災ミニブック」「避難生活ハンドブック」「マンション防災・減災マニュアル」の"防災三部作"を作成しています。
これは、平成28年、熊本地震という大きな災害があり、地震時には助かったのに、その後の避難生活の中で失われた命が数多くあったことから、「災害を体験された住民の皆さんや被災者を献身的に支えた関係者の声をもとに、過酷な避難生活を生き抜いていくための術を伝えるため」作ったそうです。
実際指定避難所171カ所に対し、指定外の避難所は把握されただけで119カ所にのぼったそうで、車中泊やテント泊、また在宅避難も含め、様々な避難の「実体験」をもとにして、ポイントやノウハウをまとめています。
福岡市はマンションに住む市民が多いので、特化したハンドブックを作り、好評であるというお話でした。地域特性に合わせた視点は重要ですね。
防災三部作の各ハンドブックはこちらのウェブサイトにもアップされています。

さらに興味深かったのは、防災アプリです。「ツナガル+(プラス)」は、普段は地域のコミュニティの情報共有として使い、災害時には市役所の方で切り替え、災害情報となります。これまで自治体の災害情報は、一方的な発信でしたが、このアプリでは双方向の発信が可能。市民の側から、例えば、避難所で必要な物の情報を行政側に送ることもできます。
防災テックというイベントから生まれた、この防災アプリ、参考になるものと思います。

さて、明日は熊本です。博多から熊本へ向かう新幹線を待つホームの向かい側に、キティちゃん柄の新幹線が!ラッキーショットでした(*^_^*)







総務建設 視察 1日目 福岡市(1)

本日は、門真市議会 総務建設常任委員会 の行政調査の1日目。
福岡県福岡市にまいりました。
はじめに、市民防災センターの概要説明を拝聴。平成4年に開館した施設で、来館者数は毎年10〜12万人前後、大きな災害があると来館者数も増加するとのことです。
来館以外にも、防災出前講座を年間約500回実施されており、園児防火教室や離島での防災訓練なども。中でも、「新米パパママ応急手当講座」は大人気だとのことです。
センターの展示・体験コーナーでは、ガイダンスシアター視聴後、火災体験として煙の中を避難する体験をいたしました。
「避難口誘導灯」の矢印に沿って進み、最後に「非常口標識」の扉から脱出します。火災現場では、煙を吸い込まないよう、ハンカチなどで鼻と口を押さえてください。
次に消火体験、「消火器は火元を狙う」こと、天井まで火が昇ったら、「逃げろ!」と声を出して逃げること。
さらに、震度7の地震体験、風速30メートルの強風体験もさせていただきました。地震で机の下に隠れる時は、机の脚をしっかり持つことも教わりました。









2018年11月3日土曜日

門真市文化祭 市民創作展

展示ホール、レセプションホールにおいては、市民創作展〜一般の部〜が開催されており、丹精込めた作品の数々を、拝見いたしました。
エントランスロビーでは、門真なみはや高校茶道部の皆さんによるお茶席が設えられ、一服頂戴しました。
文化を愛で、大切に継承している多くの市民の皆さまにお会いすることができました。









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門真市文化祭 市民芸能祭

ルミエールホール 大ホールでは、市民芸能祭が盛大に行われました。
郷土芸能 ひんや節 も、今年も鑑賞させていただきました。
最後まで参加できず残念でしたが、多くの市民の皆さまが、華やかに堂々と大舞台で、日頃の練習の成果をご披露くださいました。
皆さまおつかれさまでした。














門真市文化の日式典

本日はルミエールホール 小ホールにて、門真市文化の日式典が執り行われました。
オープニングは、三中コーラス部の皆さんの瑞々しい歌声。
15年以上の長きにわたり、自治会長や民生委員を務めていただいた市民の方々に功労賞が授与されました。
また、各分野で国の褒賞や表彰などを受けられた方々、スポーツで優秀な成績をおさめられた方々に頌詞(しょうし)が授与されました。
長年学校医やスポーツ指導などに携わり教育に貢献してくださった方々に、教育功労者として表彰が授与されました。
あらためて敬意を表し、感謝とお祝いを申し上げます。
誠におめでとうございます。

2018年11月2日金曜日

福島視察(2)ならはCANvas、Jヴィレッジ他

午後からは、コミュニティセンター「ならはCANvas」を視察。モダンな外観と、木のぬくもりがマッチした、広々としたスペースのあるセンターでした。畳の和室もあり、いろんな使い方が工夫できそうです。
次に、木戸川漁協近くの、鮭の遡上が見られる場所へ。震災前の遡上風景を取り戻そうと、子ども達が集まって稚魚の放流を行ったそうです。ピチピチと跳ねながら、遡上する鮭の姿を見ることができました。
次に、Jヴィレッジへ。こちらは、サッカーのナショナルトレーニングセンターで、エリア内にはスタジアム、練習場、雨天練習場、ドーム、宿泊施設、医療施設などが、集積されています。
最後に、工業団地を拝見しました。

今回の視察では、なかなか見られる機会のない場所を見学することができ、たいへん勉強になりました。お世話いただきました白ハト食品工業 永尾社長さま、白ハトグループの皆さまと、大阪実践経営塾の皆さまに心より感謝申し上げます。













福島視察(1)福島第一原発

本日は、太平洋岸の清々しいご来光とともにスタートしました。
はじめに、天神岬スポーツ公園の展望台より、楢葉町を一望。次に、今回の視察でたいへんお世話になっている、白ハトグループさまのお芋畑に移動し、大型農業機械で、収穫する様子を見せていただきました。
次に、もうすぐ「廃炉資料館」として開館予定の、「旧エネルギー館」にて、本日の視察先である福島第一原子力発電所の説明を拝聴しました。
東日本大震災の日に、津波で施設全体が浸水し、大打撃を受けた第一原発。 1号機、3号機の水素爆発があり、現場では関係者の皆さまが命の危険と隣り合わせの過酷な状況で業務にあたったくださいました。
現状では、各号機ともに「冷温停止状態」を継続しており、地下水等の汚染水を処理しながら燃料取り出し、燃料デブリ取り出しに向けて工程を定め、最終的に廃止措置終了まで、30年〜40年後と見込まれています。
原発構内は、テロなどの防止のため厳しいチェックがあり、写真も撮影できません。
私達は、被曝量測定器を身につけ、専用のバスに乗って構内を一周し、バスの中から1号機〜4号機、その他の諸施設を見学させていただきました。
約1時間の視察工程で、被曝量は0.01ミリシーベルトでした。これは、歯のレントゲン撮影の被曝量と同じ位とのことです。
安全に確実に、廃炉作業を進めていかなければならず、とても長い期間にわたる一大事業です。
経産省のウェブサイトに「廃炉のいま」という動画がありますのでご参考までに。