本日は、門真市民プラザにて開講している「かどま市民大学」を聴講。市の公民協働課が、地域の力を育てる人づくりを目指し、平成25年度より開挍している、かどま市民大学。本日の講師は大阪国際大学・短期大学部 地域協働センター 准教授 西岡ゆかり先生です。
西岡先生には、門真エコネットワーク連絡会その他、さまざまなところでお世話になっていますが、本日は、「身近な防災 〜Prepper(そなえるひと)を目指しましょう〜」をテーマに、防災・減災の講義を拝聴しました。
熊本地震での災害復旧ボランティア活動にも精力的に取り組んでおられます。例えば、「仮設住宅に入居してからの公的支援は、自治会でニーズをまとめた方がスムーズだが、仮設住宅では(いろいろな地域から人が集まっているので)自治会を作ることが難しい」など、現地に行かなければわからないことも教えていただきました。
災害時の三種の神器として、[救助編]バール・ジャッキ・ハンマー(木造建築にはノコギリ)
[持ち出し袋編]新聞紙・ポリ袋・ラップ
災害時の支援は、「自助・共助・公助」ですが、では阪神・淡路大震災の時、生き埋めになった人は誰に救助されたのか?
答は…①自力 35% ②家族 32% ③友人・隣人 28% ④通行人 3% ⑤救助隊 2% だそうです。公的支援は一番最後。やはり自らの備えと、普段から地域でのつながりを大切にすることが重要ではないでしょうか。
また、地震後に起こる火災は、電気がストップしてから復旧した時に起こりやすい「通電火災」が多いとのこと。避難する時は、ブレーカーを落としましょう!
エコノミー症候群にもご注意を。数時間ごとに歩くこと、血液の濃縮しないように水分を摂りましょう。
講義の後半では、「新聞紙スリッパ」「紙製簡易食器」「レジ袋で三角巾代わりに腕を吊る方法」を、実践演習していただきました。折り紙の知恵が、活かされています。
市民の皆さまの関心がとても高い防災・減災。門真市の各地域でも、防災教室などが活発に開催されています。
公民協働課の職員もサポートに入り、市民の皆さまと一緒に、災害へのそなえを考える有意義な講義となりました。(*^_^*)