ルミエールホールにて開催された、中出悦子さんのチェンバロリサイタル「バロックの華」を鑑賞しました。
中出悦子さんは、スイス、ドイツに留学され、国内はもとより、欧州各国で大活躍されている、とても素敵なチェンバリスト❣️
演奏活動だけでなく、門真市音楽協会理事(音楽監督)、門真市文化芸術推進審議会委員として、音楽を通して文化芸術の推進にも幅広く尽力してくださっています。
本日は、コロナ禍により中断を余儀なくされていた、文化芸術のステージとして、久しぶりの開演❣️チェンバロの響きは、空の晴れ間からまぶしい光が降り注ぐような、あるいは新緑の林の中を風が吹き抜けるような、清々しく、爽やかで、そしてなお、せつない郷愁を帯びた、なんとも言えない美しい響きでした。
演奏された曲目は、ヨーロッパの貴族が宮殿で演奏し、愉しんでいた時代のものだそうです。リニューアルオープンしたばかりのきれいなルミエールホールに、リサイタルの間だけ、ヴェルサイユ宮殿の音楽サロンが現れた、そんなひと時でした。
クラシック音楽に詳しくなくても、中出さんが曲目の解説をわかりやすくお話してくださるので、時代背景も想像しながら、とても楽しく、穏やかな気持ちで聴かせていただき、コロナ禍のさまざまな想いが相まって、感動的なリサイタルでした。
書道や絵画は、作品として残るものがありますが、音楽・演奏は、一期一会、だから、今日の演奏が、二度とない大切なものなのですとおっしゃっていました。
文化芸術活動は、人が人らしく生きるための糧となるものであり、今後とも継続、発展していけるよう、しっかりと支援するべきだと今月の議会で発言いたしました。引き続き頑張ります。
中出悦子さんホームページ
バロックの風 チェンバロの音色