こちらは、近代的な建築物と赤煉瓦の建物が融合した、めずらしい建物で、赤煉瓦の部分は一部カフェになっています。
図書館の中は、東京=地価が高い=狭い、というイメージを覆し、広々ゆったりとしています。
最近ご逝去された、ミステリー作家、内田康夫氏を追悼するコーナー、日本の文学、文化を研究し、広く世界に発信し続けたドナルド・キーン氏のコーナーがありました(内田氏は北区アンバサダー、キーン氏は名誉区民)。
自習席や研究室(個室になっている)の他にも、対面音訳室、障がいのある方のサポート室、中高生向けのYAルームなど、設えはたいへん充実していました。
2階は「こども としょかん」で、児童書、絵本などがずらりと並び、子育て情報支援室(赤ちゃん用スペースも)、おはなしのへやがありました。
3階に設けられている区民活動コーナーは、主に図書館に関わるボランティアの方達が利用されていると、ちょうど打ち合わせ中の音訳ボランティアの皆さまに教えていただきました。
図書館の隣は、これもまた広々とした公園になっていました。新緑美しい樹々がたくさん植栽されていました。
北区は人口34万人、面積は20.6㎢で、図書館はなんと15箇所もあるそうです(うち1つは分室)。
門真市とは、様々な観点で、随分かけ離れているイメージを持ちました。門真には門真のやり方があると思いますが、市民の皆さまにとってのより良い読書環境、生涯学習環境を考える参考の一つにさせていただこうと思います。